現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2024年2月22日のデイリーキーワードランキング
1 | はくれんの花に打ち身のありしあと |
2 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
3 | 方丈の大庇より春の蝶 |
4 | 春の虹春採丘に句碑ひとつ |
5 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
6 | 卒業や水は流るる光のなか |
7 | 忘年や身ほとりのものすべて塵 |
8 | 七夕や髪ぬれしまま人に逢ふ |
9 | 永き日や欠伸うつして別れ行く |
10 | 飽きるほど海を見てきて柏餅 |
11 | 気がつけば友達以上竹夫人 |
12 | 気がつけば我も土筆になっている |
13 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
14 | 行く秋をすつくと鹿の立ちにけり |
15 | 鶏頭を折り後頭を失へり |
16 | あすはかへらうさくらちるちつてくる |
17 | 鷹鳩と化してまぶしい糸切歯 |
18 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
19 | 馬酔木より低き門なり浄瑠璃寺 |
20 | 父の死後すこし躄りし陶狸 |
21 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
22 | 諍ひのあとの淋しき彼岸寒 |
23 | 螢の夜老い放題に老いんとする |
24 | 吾妻かの三日月ほどの吾子胎すか |
25 | 人妻に告白してる猫の恋 |
26 | 野に拾う昔雲雀でありし石 |
27 | 一幅の画となる一朶梅真白 |
28 | 来しかたや馬酔木咲く野の日のひかり |
29 | また一つ風の中より除夜の鐘 |
30 | 茎右往左往菓子器のさくらんぼ |
31 | 恋ふたつ レモンはうまく切れません |
32 | ほの明かり揺れる床の間初点前 |
33 | 梅雨明けぬ猫がまづ木に駈け上がる |
34 | 空を歩む朗々と月ひとり |
35 | アイスコーヒー来てミーティング中断す |
36 | 湾岸はたなびくところ芹なずな |
37 | 樹脂噴いて朝を待ちをり被曝の木 |
38 | 風花や首を揃へてフラミンゴ |
39 | 小走りに抜ける卯の花腐しかな |
40 | おもうさまふりてあがりし祭かな |
41 | ジャコメッティの勁さ欲しい日鉄線花 |
42 | 早乙女の袂ほどきし書餉かな |
43 | そぞろ寒戻りし漁師汐木焚く |
44 | 鴨寄れる夕日伸べたる水面かな |
45 | 一日もの云はず蝶の影さす |
46 | 梅咲けりモーツアルトが居るやうに |
47 | 三寒の瀧と四温の枯木灘 |
48 | 閉ぢし翅しづかにひらき蝶死にき |
49 | 真新しき献血手帳星祭る |
50 | 河馬の背のごときは何ぞおでん酒 |
2024年4月27日 19時42分更新(随時更新中)