現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年8月22日のデイリーキーワードランキング
1 | この道しかない春の雪ふる |
2 | ひとすぢの秋風なりし蚊遣香 |
3 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
4 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
5 | でで虫が桑で吹かるる秋の風 |
6 | 一筋の秋風なりし蚊遣香 |
7 | ここまでと踵返せり大花野 |
8 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
9 | けふの月長いすすきを活けにけり |
10 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
11 | 一対か一対一か枯野人 |
12 | 色なき風声噛むやうにピアニシモ |
13 | 枯れゆけばおのれ光りぬ枯木みな |
14 | 生涯は一度落花はしきりなり |
15 | 雲一片シュトラウス晴れの麦畑 |
16 | 米寿の賀一刀彫選る遅日かな |
17 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
18 | 向日葵の大声でたつ枯れて尚 |
19 | 虫螻蛄と侮られつつ生を享く |
20 | 待つひまを川面みてゐる土用丑 |
21 | 新涼や潮の音する潮饅頭 |
22 | 米寿得て彼岸此岸のみな朧 |
23 | 軒落ちて雪窮巷を塞ぎけり |
24 | あの世ってどんなとこかな花野行く |
25 | ちるさくら海あをければ海へちる |
26 | わがいのち菊にむかひてしづかなる |
27 | 漁るや白雨さなかもその後も |
28 | 光らねば冬の芒になり切れず |
29 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
30 | 鬼灯や今を会わねば会えぬ人 |
31 | 麗しき春の七曜またはじまる |
32 | 鳴く蟲のただしく置ける間なりけり |
33 | いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる |
34 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
35 | 雪残る頂き一つ国境 |
36 | 雲を袋に不安な大陸へ少年戻る |
37 | 童の髪のごとく束ね余り苗 |
38 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
39 | 日に舞うて凱歌のごとし鷹柱 |
40 | 曼珠沙華抱くほどとれど母恋し |
41 | 朝より阿波の日高し藍を刈る |
42 | 古九谷の深むらさきも雁の頃 |
43 | 春や昔十五万石の城下哉 |
44 | 海に出て木枯帰るところなし |
45 | 泉の底に一本の匙夏了る |
46 | 殉教の島山いくつ鳥わたる |
47 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
48 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
49 | 松島の松漆黒の月夜かな |
50 | いなびかりひとと逢ひきし四肢てらす |
2024年9月24日 22時32分更新(随時更新中)