現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年10月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 鮎落ちて美しき世は終りけり |
2 | 葦原にざぶざぶと夏来たりけり |
3 | わらんべの洟も若葉を映しけり |
4 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
5 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
6 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
7 | 春満月水子も夢を見る頃ぞ |
8 | ぎんなんを拾ひふり向く鬼面かな |
9 | 早乙女の股間もみどり透きとほる |
10 | 叱られて姉は二階へ柚子の花 |
11 | くらがりに女美し親鸞忌 |
12 | とんぼ連れて味方あつまる山の国 |
13 | あざけりを浴びるごと昼冴返る |
14 | 汗と涙こも?黄黄こぼし合掌す |
15 | 灯りにきている蜻蛉の羽音寝顔 |
16 | 枯野行刻々沈む日が標 |
17 | 雄ごころと重なりて立つ春の杭 |
18 | 新しい雪に隠れて肉食す |
19 | 引いてやる子の手のぬくき朧かな |
20 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
21 | 明日は/胸に咲く/血の華の/よひどれし/蕾かな |
22 | それぞれの部屋にこもりて夜の長き |
23 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
24 | 明日は明日海鞘食つて女組み伏せむ |
25 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
26 | 頭の中で白い夏野となつている |
27 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
28 | 春たのしなせば片づく用ばかり |
29 | おそるべき君等の乳房夏来る |
30 | 母死ぬと誰かれとなく飴の匂い |
31 | あさまらのめでたき春となりにけり |
32 | あたたかい雨ですえんま蟋蟀です |
33 | あたたかきドアの出入となりにけり |
34 | あたたかくたんぽぽの花茎の上 |
35 | 頭なき鰤が路上に血を流す |
36 | 青霧にわが眼ともして何待つや |
37 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
38 | 紫陽花に秋冷いたる信濃かな |
39 | 頭悪き日々なり柚子明りときどき |
40 | 夏山を統べて槍ケ岳真青なり |
41 | あたたかやむかし一文菓子うまし |
42 | 陰になる麦尊けれ青山河 |
43 | あたたかき雪がふるふる兎の目 |
44 | 紅葉して桜は暗き樹となりぬ |
45 | 発熱に似るさんしゅうの花月余り |
46 | 颱風や守宮は常の壁を守り |
47 | 水澄みて四方に関ある甲斐の国 |
48 | 鵯の言葉わかりて椿落つ |
49 | 古九谷の深むらさきも雁の頃 |
50 | 舟を呼ぶこゑは流れて揚雲雀 |
2024年4月27日 13時54分更新(随時更新中)