現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年12月28日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 荒々と花びらを田に鋤き込んで |
3 | 彼一語我一語秋深みかも |
4 | 元日の人通りとはなりにけり |
5 | へろへろとワンタンすするクリスマス |
6 | 射抜かれし的の杉板秋陽差す |
7 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
8 | かたまつて薄き光の菫かな |
9 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
10 | ゆきふるといひしばかりの人しづか |
11 | 青簾吊りたる闇に収まれり |
12 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
13 | 着飾りて水陽炎の中にゐる |
14 | 門松の角を曲がった地平線 |
15 | 北欧の船腹垂るる冬鴎 |
16 | エイプリルフールアーミーナイフ研ぐ |
17 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
18 | 雁渡し北見青透く薄荷飴 |
19 | 凩や海に夕日を吹き落す |
20 | 放屁蟲エホバは善と観たまへり |
21 | したたかに水をうちたる夕ざくら |
22 | 一行の添え書に見る年賀状 |
23 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
24 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
25 | ダリの青キリコの赤と咳けり |
26 | 背を正すこともなくなり寒椿 |
27 | 鮟鱇の土曜の町に吊られけり |
28 | 風鈴の空は荒星ばかりかな |
29 | 落葉松の芽吹きの昨日さらに明日 |
30 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
31 | 柚子湯出て慈母観音のごとく立つ |
32 | をととひのへちまの水も取らざりき |
33 | くちびるがぶ厚く走る枯木灘 |
34 | 鈴に入る玉こそよけれ春のくれ |
35 | 海に出て木枯帰るところなし |
36 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
37 | 何物が蛾を装ひて入り来るや |
38 | 春雷の窓より光る雪の粒 |
39 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
40 | 枯野はも縁の下までつづきをり |
41 | 幾度も雪の深さを尋ねけり |
42 | 風が火を火が風を呼ぶお山焼 |
43 | 紅梅の紅の通へる幹ならん |
44 | 先客に朝陽ありぬ枯野原 |
45 | 神鶏の胸反らしゆく初明り |
46 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
47 | 寝返りて夜長の夢のつながらず |
48 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
49 | ものの種にぎればいのちひしめける |
50 | 縄綯ひて夜の耳白む結氷音 |
2024年9月24日 01時59分更新(随時更新中)