現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年5月21日のデイリーキーワードランキング
1 | 鼈をくびきる夏のうす刃かな |
2 | いなびかり北よりすれば北を見る |
3 | 来年は遠しと思ふいなびかり |
4 | 少女らのむらがる芝生萌えにけり |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
7 | 妻と寝て銀漢の尾に父母います |
8 | まぼろしの鹿はしぐるるばかりなり |
9 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
10 | 春の野や隷書草書の顔歩く |
11 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
12 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
13 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
14 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
15 | たんぽぽや日はいつまでも大空に |
16 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
17 | 晩春がぽっかり空いてペンキ塗る |
18 | 馬鈴薯の花遠き嶺の雪一縷 |
19 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
20 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
21 | 春光や廃線決る一両車 |
22 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
23 | 木雫は雨より太し青楓 |
24 | 父祖の喜怒三角四角秋棚田 |
25 | 熱帯夜思ひの丈に及ばざり |
26 | 草取りに遅れて来たる人キリスト |
27 | 声とほく水のくもれる杜若 |
28 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
29 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
30 | 春雪の亡き同胞の顔ちらちら |
31 | 胎内の水音聴いてゐる立夏 |
32 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
33 | 水といふ水澄むいまをもの狂ひ |
34 | こいのぼりかたちがあってないような |
35 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
36 | 咲き切つて薔薇の容を越えけるも |
37 | 廃線の駅ぽつねんと虫時雨 |
38 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
39 | 葭切のをちの鋭声や朝ぐもり |
40 | 鳥たちが唄う小春の仮住まい |
41 | 群羊の一頭として初日受く |
42 | 鈍行の二月礼者となりにけり |
43 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
44 | 深雪の富岳は重き無音界 |
45 | 時鳥厠半ばに出かねたり |
46 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
47 | おそるべき君等の乳房夏来る |
48 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
49 | 空をゆく一かたまりの花吹雪 |
50 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2024年9月25日 09時14分更新(随時更新中)