現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年7月15日のデイリーキーワードランキング
1 | 早春の庭をめぐりて門を出でず |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
4 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
5 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
6 | 草負うて男もどりぬ星祭 |
7 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
8 | おそるべき君等の乳房夏来る |
9 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
10 | 吹雪かれて見知らぬ人の後に蹤く |
11 | 疲れたる西日の顔は駱駝かな |
12 | 白をもて一つ年とる浮鷗 |
13 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
14 | 安曇野は闇こそ夏やみづぐるま |
15 | 用水のたそがれ永し通し鴨 |
16 | 水温むとも動くものなかるべし |
17 | 影こそは千年の血を戯れる |
18 | 白露や死んでゆく日も帯締めて |
19 | 水鳥は翔つもの人は想ふもの |
20 | 愛なんかいらない青が似合うから |
21 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
22 | なかんづく珠なす肝や鮟鱇鍋 |
23 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
24 | 別るるや夢一筋の天の川 |
25 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
26 | 夕薄暑万年筆のインク涸れ |
27 | 雑然と休耕田に春北風 |
28 | 身籠りてはち切れさうな桜かな |
29 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
30 | 初日影かがやきわたる霧氷かな |
31 | 蝉しぐれ瀬音をはやむ木賀の里 |
32 | 睥睨すマッカーサーのサングラス |
33 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
34 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
35 | 吸殻を炎天の影の手が拾ふ |
36 | 卯の花腐し寢嵩うすれてゆくばかり |
37 | 豆腐屋のラッパは二音天高し |
38 | いつぽんの冬木に待たれゐると思へ |
39 | 風吹けば紫走る霧氷かな |
40 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
41 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
42 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
43 | 降る雪や 明治は遠くなりにけり |
44 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
45 | 納豆の糸引くやうに夏の風邪 |
46 | 梅雨明けぬ猫がまづ木に駈け上がる |
47 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
48 | 秋すでに風のひびきの湖西線 |
49 | 町空のつばくらめのみ新しや |
50 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
2024年9月22日 19時40分更新(随時更新中)