現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年4月16日のデイリーキーワードランキング
1 | チユーリツプ喜びだけを持つてゐる |
2 | 人はみななにかにはげみ初桜 |
3 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
4 | 蒲公英のかたさや海の日も一輪 |
5 | 報われし恋も捨て頃春の泥 |
6 | 重ね着の中に女のはだかあり |
7 | ひとつ咲く酒中花はわが恋椿 |
8 | 羅や道踏みはづすには老いし |
9 | 雪が降るきのうのうえにゆきがふる |
10 | 水分の多きからだや梨を剥く |
11 | 青空や花は咲くことのみ思ひ |
12 | 易々と還暦通過 東天紅 |
13 | 藍甕を敲きて秋思身近かにす |
14 | 春雨や傘さして見る絵草子屋 |
15 | ああみんなわかものなのだ天の川 |
16 | 暖炉昏し壺の椿を投げ入れよ |
17 | 一見に如かず王子の狐火へ |
18 | くさめして庚申塚の由来読む |
19 | 運動会かの日の庭の小さきこと |
20 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
21 | 挨拶のつまりし言葉咳で継ぐ |
22 | 庭隅を彩る一本曼珠沙華 |
23 | 泣いてゆく向ふに母や春の風 |
24 | ああと言ふもあつと思ふも秋の風 |
25 | 某は案山子にて候雀どの |
26 | 号泣の眼の端をゆくかたつむり |
27 | 水枕ガバリと寒い海がある |
28 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
29 | 父の忌の噴井の底のうすあかり |
30 | あたたかや鯉口あけて声なさず |
31 | 死*神と別れ風船虫とゐる |
32 | 葡萄一房嘘偽りのなき曇り |
33 | 祖母山も傾山も夕立かな |
34 | 芋の露連山影を正しうす |
35 | 太棹は陽の乱調子遠雪崩 |
36 | しぐるる か/第2霊安室のほうが広いな |
37 | 愛なくて時雨を待っている一人 |
38 | 父母の墓石はいつも無味無臭 |
39 | 地球これ乗り合はせたる宝船 |
40 | 銀河系のとある酒場のヒヤシンス |
41 | 生きているだけでいい日の青芒 |
42 | 鷹翔てば畦しんしんとしたがへり |
43 | 炎天の街に思考を溶かしけり |
44 | かあちゃんよ今はどのへん春彼岸 |
45 | わが胸にすむ人ひとり冬の梅 |
46 | アイスバーン黒人きれいに歌いだす |
47 | 樹齢という静かな数字つぐみ来る |
48 | 枯蘆のなかに立ちたる初詣 |
49 | うつし世に浄土の椿咲くすがた |
50 | 愛憎や卓上に吹く虎落笛 |
2024年9月23日 08時12分更新(随時更新中)