現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年11月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
4 | 寒昴たれも誰かのただひとり |
5 | 水枕ガバリと寒い海がある |
6 | 春愁や洗濯物が暮れてゆく |
7 | せきをしてもひとり |
8 | 八月や六日九日十五日 |
9 | 火の山の裾に夏帽振る別れ |
10 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
11 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
12 | 繭玉に寝がての腕あげにけり |
13 | 編隊の自衛隊機去りほととぎす |
14 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
15 | 寒雲の片々たれば仰がるる |
16 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
17 | 高嶺星蚕飼の村は寝しづまり |
18 | 摩天楼より新緑がパセリほど |
19 | 冬花火ひとかなしませかなしみぬ |
20 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
21 | 正眼にステッキ構へ大枯野 |
22 | 鳥貌や遠方ふかき夕霞 |
23 | 夏木立天空ささえゆるがざり |
24 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
25 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
26 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
27 | オリオンの眞下春立つ雪の宿 |
28 | いつしかに余り苗にも耳や舌 |
29 | 向日葵の大声でたつ枯れて尚 |
30 | 再婚の話もなくて青き踏む |
31 | 棚田いま柔き穭に憩いおり |
32 | てっせんやしなやかに伸び感電す |
33 | 佛哭いてる山脈の秋落暉 |
34 | 綿雪やしづかに時間舞ひはじむ |
35 | あきらかに蟻怒り噛むわが足を |
36 | 一樹にして森なせりけり百千鳥 |
37 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
38 | 秋晴や草生の中の苜宿 |
39 | お悔やみに言いそびれたる忘れ花 |
40 | 人間であること久し月見草 |
41 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
42 | 毛糸編むいくつもいくつも別れ道 |
43 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
44 | 道しるべ磐に彫りある紅葉かな |
45 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
46 | 案山子翁あち見こち見や芋嵐 |
47 | 月のまわり真空にして月見草 |
48 | 花あれば西行の日とおもふべし |
49 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
50 | スイッチを切り換えるいま 山茶花の白 |
2024年9月22日 02時06分更新(随時更新中)