現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年7月21日のデイリーキーワードランキング
1 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
2 | 重ね着の中に女のはだかあり |
3 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
4 | 冷奴柱時計の音ばかり |
5 | 兎も片耳垂るる大暑かな |
6 | 鯉の口朝から強し半夏生 |
7 | 腹力糞りて脱けゆく半夏なり |
8 | 張りとほす女の意地や藍ゆかた |
9 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
10 | 海に出て木枯帰るところなし |
11 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
12 | 草木より人翻る雁渡し |
13 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
14 | 富士を去る日焼けし腕の時計澄み |
15 | 手花火を命継ぐ如燃やすなり |
16 | 腕立ての遂に伏したる夏畳 |
17 | 喜雨の中しずかに漁火をつゞりけり |
18 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
19 | 篠竹を曳きしあとあり雪女郎 |
20 | 木曽のなあ木曽の炭馬並び糞る |
21 | まなざしを遠く林檎の木に林檎 |
22 | 冷氣の谷間遠き日射しへ愛語つゞく |
23 | とびながら鳴く郭公を木によりて |
24 | 山鳩は山恋う胸をふくらます |
25 | 枯草の大孤独居士ここに居る |
26 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
27 | 煮ても焼いても冬至南瓜の深眠り |
28 | ふくろふに真紅の手鞠つかれをり |
29 | 雨音のかむさりにけり虫の宿 |
30 | 夕べ著莪見下ろされゐて露こぼす |
31 | 繊く白く爪の三日月菊を摘む |
32 | 法医学・桜・暗黒・父・自涜 |
33 | 遠ちの枯木桜と知れば日々待たる |
34 | 妻なしに似て四十なる白絣 |
35 | 山中や生き存へて蝉の穴 |
36 | 瀧落ちて群青世界とどろけり |
37 | ところてん煙のごとく沈みをり |
38 | 薄氷の草を離るゝ汀かな |
39 | 林檎むく五重塔に刃を向けて |
40 | 冬の松日輪ひとつよるべなし |
41 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
42 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
43 | 賣文のペンもて火蛾をつぶすなり |
44 | 老いてなどをれぬ椋鳥来る雨が漏る |
45 | 鯉はねて鯉が驚ろく花あやめ |
46 | お尻から腐つて来たる瓜の馬 |
47 | 氷菓の峯凹ます少女の堅き舌端 |
48 | 妻が病む夏俎板に微塵の疵 |
49 | 先生が瓜盗人でおはせしか |
50 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
2024年9月21日 00時29分更新(随時更新中)