現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年12月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 光年の中の瞬の身初日燃ゆ |
2 | 川の水澄み言の葉にある虚実 |
3 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
4 | たとふればレノンの眼鏡夏の月 |
5 | 町空のつばくらめのみ新しや |
6 | 水鳥は翔つもの人は想ふもの |
7 | 凩の果はありけり海の音 |
8 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
9 | 生きてあれ冬の北斗の柄の下に |
10 | 妻子を担ふ片眼片肺枯手足 |
11 | 枯野原汽車に化けたる狸あり |
12 | 老いし身にいつか童心寒雀 |
13 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
14 | 宝船或る日月の重かりし |
15 | 木がくれにお茶揉む人の裸かな |
16 | 日焼田やどーにもならない風が吹き |
17 | リリアンの赤糸絡む蜃気楼 |
18 | 水櫛の朝さわやかに厨ごと |
19 | 大空に雲噴いてゐる紅葉かな |
20 | 十一面観音桜見にゆかん |
21 | ゆきふるといひしばかりの人しづか |
22 | 船の名の月に読まるる港かな |
23 | やらふべき心の鬼も老いにけり |
24 | 冬嶺に縋りあきらめざる径曲り曲る |
25 | 郭公や何処までゆかば人に逢はむ |
26 | ひとひとりこころにありて除夜を過ぐ |
27 | 初富士にかくすべき身もなかりけり |
28 | 子猫ねむしつまみ上げられても眠る |
29 | 春暁の腹やわらかな天邪鬼 |
30 | 寒星や神の算盤ただひそか |
31 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
32 | 一片の雪消えなんと光なす |
33 | 悪相の魚は美味し雪催 |
34 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
35 | 日灼け子が囃子の手振り信号待つ |
36 | 喜寿傘寿まだまだ若き竹の春 |
37 | 易々と還暦通過 東天紅 |
38 | 黒豆を艶よく煮上げ女正月 |
39 | 病めばひとすじ見えてくる白き川 |
40 | 生涯のいま午後何時鰯雲 |
41 | 松籟や百日の夏来りけり |
42 | 観て食べて食べてまた見る山桜 |
43 | 蜷の道だうだうめぐりして居ぬか |
44 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
45 | おそるべき君等の乳房夏来る |
46 | 馴染むとは好きになること味噌雑煮 |
47 | 山桜生きとし生けるものすべて |
48 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
49 | 鷺の脚雪曼陀羅に紛れゆく |
50 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
2024年9月25日 14時15分更新(随時更新中)