現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年11月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
2 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
3 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
4 | 名を知らず知られずわれと花野かな |
5 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
6 | 芋の露連山影を正しうす |
7 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
8 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
9 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
10 | せきをしてもひとり |
11 | もう一人の自分をさがす初鏡 |
12 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
13 | 自衛隊太りはじめし軒氷柱 |
14 | 月光のおよぶかぎりの蕎麦の花 |
15 | うまれ死ぬならい身内のもがり笛 |
16 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
17 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
18 | 青葦原汗だくだくの鼠と遇う |
19 | コスモスを離れし蝶に谿深し |
20 | 億年のなかの今生実南天 |
21 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
22 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
23 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
24 | 家康公逃げ廻りたる冬田打つ |
25 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
26 | 水平線大きな露と思ひけり |
27 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
28 | 羽子板の重きが嬉し突かで立つ |
29 | ものの種にぎればいのちひしめける |
30 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
31 | 鶏頭を三尺離れもの思ふ |
32 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
33 | 幣や紅葉山から機の音 |
34 | 白魚の泳ぐ五臓六腑の海 |
35 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
36 | 遠嶺の風の便りに降る木の実 |
37 | 石仏の頤伝ふ春の雨 |
38 | 天日も鬣吹かれ冬怒濤 |
39 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
40 | 枯野原汽車に化けたる狸あり |
41 | 磔像の全身春の光あり |
42 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
43 | 干し柿にうっすら積もる疲労感 |
44 | 竜淵に潜む湯布院金鱗湖 |
45 | 薪は白樺厩に夏の漆闇 |
46 | 人日や一日猫を可愛がる |
47 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
48 | 啓蟄やこの世のもののみな眩し |
49 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
50 | 白菜のみな尻向けて積まれたる |
2024年9月26日 15時38分更新(随時更新中)