現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年1月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
2 | ほのぼのと渚は近江初月夜 |
3 | 蜜柑に種小さき妬心の如きかな |
4 | 新しき簗の打たれて鳴る山河 |
5 | 梅一輪一輪ずつの放射能 |
6 | 梅一輪いのちの関所通り拔け |
7 | 球場に万の空席初燕 |
8 | 凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり |
9 | 地に低く幸せありと福寿草 |
10 | 着ぶくれて横に振る首まだありぬ |
11 | 人の名を思い出せずに四方の春 |
12 | 子規逝くや十七日の月明に |
13 | 初暦知らぬ月日は美しく |
14 | あけぼのや泰山木は蝋の花 |
15 | 易々と還暦通過 東天紅 |
16 | 寄せ鍋や気になる人の箸に触れ |
17 | 去年今年貫く棒の如きもの |
18 | この秋思五合庵よりつききたる |
19 | 鏡餅暗闇を牛通りけり |
20 | 潮干狩夫人はだしになり給ふ |
21 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
22 | ひとひとりこころにありて除夜を過ぐ |
23 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
24 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
25 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
26 | 木の根明く胎児はなにを見てをるや |
27 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
28 | 女坂箱根駅伝男坂 |
29 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
30 | あんぱんの葡萄の臍や春惜しむ |
31 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
32 | 埒あかぬとてなにもせず柿落花 |
33 | 秋風や野守に為りし草の罠 |
34 | そぞろ寒戻りし漁師汐木焚く |
35 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
36 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
37 | ゆく春や古りしピアノに古し椅子 |
38 | 水すまし水の四隅にゆかず昏る |
39 | 八重桜人間われら鬱といて |
40 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
41 | 人を見てから白鳥の翔びたてり |
42 | 芋の露連山影を正しうす |
43 | 東風吹くや耳現はるゝうなゐ髪 |
44 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
45 | 黒揚羽螺旋階段のぼりけり |
46 | 春の日やあの世この世と馬車を駆り |
47 | 正月の雪真清水の中に落つ |
48 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
49 | くづれずにくづるるばかり冬薔薇 |
50 | 実のならぬ通草の花や梅若忌 |
2024年4月26日 09時59分更新(随時更新中)