現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年5月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
2 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
3 | 親近感深む草取り隣組 |
4 | 六月の女すわれる荒筵 |
5 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
6 | ぶらぶらと海まできたる夕涼み |
7 | いなびかり北よりすれば北を見る |
8 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
9 | 蜜豆や名店街にある昭和 |
10 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
11 | てのひらの水の珠玉よ青葉騒 |
12 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
13 | 雲を吐く三十六峯夕立晴 |
14 | 木がらしや東京の日のありどころ |
15 | 燈籠に大地ゆつくりとまるかな |
16 | 春耕のための地下足袋干しており |
17 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
18 | 踏青や歩幅せばまる齢なり |
19 | 鶏頭の 十四五本もありぬべし |
20 | 隣国へ街道いくつ鷹鳩に |
21 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
22 | 地下足袋が八十八夜を通りけり |
23 | 父よ貧し褞袍をわれにゆづりたまへる |
24 | 洗へば大根いよいよ白し |
25 | 白露や死んでゆく日も帯締めて |
26 | 毛利邸松百年の片かげり |
27 | 草の花褒める言葉をさがしおり |
28 | 夜寒さや吹けば居すくむ油虫 |
29 | 初夢の途方もなくて呆とゐる |
30 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
31 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
32 | 文筆の徒にもありけり年用意 |
33 | 船よりも大きな日の入り夏の海 |
34 | 夜の桜死者も生者もきてすわる |
35 | 下校子の寄り道急かす春一番 |
36 | 秋惜む神をおそれぬ高さより |
37 | ひたひたと春の潮打つ鳥居かな |
38 | 天地の息合ひて激し雪降らす |
39 | 名月や人の名利も塵のごと |
40 | 菜の花や夕日沈めばみな昔 |
41 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
42 | 木曽路ゆく我も旅人散る木の葉 |
43 | 落椿われならば急流へ落つ |
44 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
45 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
46 | 代掻きの親みえる場所昼の月 |
47 | 草笛を吹いている間は大丈夫 |
48 | 枯野原汽車に化けたる狸あり |
49 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
50 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2024年9月24日 02時51分更新(随時更新中)