現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年3月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 生れし子の皆同じなり花御堂 |
2 | 添水闇小石が石に育つとき |
3 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
4 | 水澄むや底に岡本太郎の目 |
5 | 現し世と黄泉の境の花吹雪 |
6 | 毎年よ彼岸の入りに寒いのは |
7 | 秋風や吸ふ時も鳴るハーモニカ |
8 | 夏鶯人間は麩のよう塵のよう |
9 | なつかしや帰省の馬車に山の蝶 |
10 | いきいきと死んでゐるなり水中花 |
11 | 寒鱈汁また裏窓が消えてゆく |
12 | 初花や背中はみ出すランドセル |
13 | 人のかたちに空気がうごく極暑かな |
14 | 軽くなるまで春耕の鍬洗ふ |
15 | うつむきてゆきもどる日々雲雀鳴く |
16 | 梁の自在の卍鳥雲に |
17 | 老練なふらここ乗りのいる山国 |
18 | 懐かしの蜩を聴く火焔土器 |
19 | 菜の花や菜の花色の汽車がくる |
20 | 鳥帰るいづこの空もさびしからむに |
21 | 並びゐて別の春へと発つ列車 |
22 | かりがねや送るとは立ち尽くすこと |
23 | 泥亀をまたぎて人に近づきぬ |
24 | ひたすらに雨に打たれし七変化 |
25 | 僧を乗せしづかに黒い艦が出る |
26 | 墓のうらに廻る |
27 | 一跳ねし枯野に眠る深海魚 |
28 | 秋の暮大魚の骨を海が引く |
29 | うりずんのたてがみ青くあおく梳く |
30 | 灰の上の灰は木の葉の形して |
31 | 結界を抜けだす一歩かげろえり |
32 | 咲き満ちてこぼるる花もなかりけり |
33 | 一日もの云はず蝶の影さす |
34 | 麗しき春の七曜またはじまる |
35 | 人体の水をしぼるや花吹雪 |
36 | 端折つてファイルに閉ぢる秋思かな |
37 | 地吹雪と別に星空ありにけり |
38 | 人も旅人われも旅人春惜しむ |
39 | 水着脱ぐや夕かげまとふ瑞乳房 |
40 | さつきから三羽さんかく鳥の恋 |
41 | 一生の楽しきころのソーダ水 |
42 | 睡蓮はこの世に開く耳であり |
43 | 戦火絶えぬ水の星住み白魚汁 |
44 | ちるさくら海あをければ海へちる |
45 | 古茶新茶語らふ人も無きままに |
46 | 銀河系のとある酒場のヒヤシンス |
47 | 黄水仙常はくもらぬ窓となし |
48 | 朝市に選ぶ小鉢のさくら草 |
49 | 親近感深む草取り隣組 |
50 | 春の山らくだのごとくならびけり |
2024年9月23日 11時50分更新(随時更新中)