現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年6月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 満州たんぽぽ帰還の兵の証なり |
2 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
3 | 我が寺の山門けむれ春の雨 |
4 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
5 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
6 | 星空へ店より林檎あふれをり |
7 | 疲れ且つ戦い仏桑花を愛す |
8 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
9 | のうぜん花一際高き長屋門 |
10 | 百年は短かき世界のうぜん花 |
11 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
12 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
13 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
14 | 入れものが無い両手で受ける |
15 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
16 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
17 | 芋の露連山影を正しうす |
18 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
19 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
20 | 音絶えしこの音が雪降る音か |
21 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
22 | 心をまとめる鉛筆とがらす |
23 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
24 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
25 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
26 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
27 | 山法師慌てて駆け込む雨やどり |
28 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
29 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
30 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
31 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
32 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
33 | 蛍かごラヂオのそばに灯りけり |
34 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
35 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
36 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
37 | 今生の狂ひが足らず秋螢 |
38 | 紅をさす弁財天の杜鵑草 |
39 | 六月のメタセコイアの雀たち |
40 | 佃煮を買ふ用ひとつ都鳥 |
41 | 閨怨の詩は微塵とす藻刈婦ら |
42 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
43 | 六月を奇麗な風の吹くことよ |
44 | ロダンの首泰山木は花えたり |
45 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
46 | 薫風や来し方行く手祥気満ち |
47 | 葉桜の下帰り来て魚に塩 |
48 | 雀らも海かけて飛べ吹流し |
49 | おいて来し子ほどに遠き蟬のあり |
50 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
2024年9月24日 02時09分更新(随時更新中)