現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年の年間キーワードランキング
1 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
2 | いなびかり北よりすれば北を見る |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
6 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
7 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
8 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
9 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
10 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
11 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
12 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
13 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
14 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
15 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
16 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
17 | 海に出て木枯帰るところなし |
18 | 芋の露連山影を正しうす |
19 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
20 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
21 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
22 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
23 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
24 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
25 | 三月の甘納豆のうふふふふ |
26 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
27 | 去年今年貫く棒の如きもの |
28 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
29 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
30 | ものの種にぎればいのちひしめける |
31 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
32 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
33 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
34 | 文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ |
35 | 分け入つても分け入つても青い山 |
36 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
37 | 空は太初の青さ妻より林檎うく |
38 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
39 | 星空へ店より林檎あふれをり |
40 | 咳をしても一人 |
41 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
42 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
43 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
44 | 風鈴のひとり言きく 夕茜 |
45 | 水枕ガバリと寒い海がある |
46 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
47 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
48 | ピストルがプールの硬き面にひびき |
49 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
50 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
2025年8月27日 13時19分更新(随時更新中)