現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年10月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 白露や死んでゆく日も帯締めて |
2 | 芋の露連山影を正しうす |
3 | 人それぞれ書を読んでゐる良夜かな |
4 | 肩に来て人懐かしや赤蜻蛉 |
5 | 仰向けもうつ伏せもあり椿落つ |
6 | 花栗の宙旧道の昼深し |
7 | 其中に金鈴をふる虫一つ |
8 | 川に寝てHとなりぬ暁ひぐらし |
9 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
10 | 知らない町の吹雪のなかは知っている |
11 | ひとをそしる心をすて豆の皮むく |
12 | ふるさとは海に溺れよ茜雲 |
13 | 南縁の焦げんばかりの菊日和 |
14 | 走り根は怒りの動脈春時雨 |
15 | 遠く透く澪のあかしや雪催ひ |
16 | 鳩尾に痛み走れり春の雷 |
17 | 螢落つ男泣きする高さより |
18 | 階段を濡らして昼が来てゐたり |
19 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
20 | 分け入れば水音 |
21 | 母恋いの掌ひらき青木の実 |
22 | 稲滓火の見守る田の神水の神 |
23 | 鎌倉右大臣実朝の忌なりけり |
24 | せきをしてもひとり |
25 | 雪の日の浴身一指一趾愛し |
26 | 蜉蝣の陽に透くままに交はりぬ |
27 | コスモスの花あそびをる虚空かな |
28 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
29 | こぼれ萩過去と未来を揺らしけり |
30 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
31 | 汗かいて器量よしなり撰鉱婦 |
32 | 中空にとまらんとする落花かな |
33 | 大空に羽子の白妙とどまれり |
34 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
35 | 響爽かいただきますといふ言葉 |
36 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
37 | 春爛漫コンダクターの息づかひ |
38 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
39 | 膕の白きに映えて秋の風 |
40 | 文字忘れ言葉忘れて夏過ぎぬ |
41 | 泣いて行くウエルテルに逢ふ朧哉 |
42 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
43 | 老鴬や泪たまれば啼きにけり |
44 | 叱られて帰る霰の石畳 |
45 | 握手で逢い握手で別る夕花野 |
46 | うすらひや息づかひはた翅づかひ |
47 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
48 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
49 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
50 | 栗食むや若く哀しき背を曲げて |
2024年9月26日 21時21分更新(随時更新中)