現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年1月4日のデイリーキーワードランキング
1 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
2 | 雪達磨とけゆく魂のなかりけり |
3 | 笑つても泣いても赤子菜花の昼 |
4 | 空をはさむ蟹死にをるや雲の峰 |
5 | 火遊びの我れ一人ゐしは枯野かな |
6 | その冬木誰も瞶めては去りぬ |
7 | 日本がここに集る初詣 |
8 | 名月や門の欅も武蔵ぶり |
9 | 地に低く幸せありと福寿草 |
10 | 雪の峰しづかに春ののぼりゆく |
11 | くさめして我は二人に分かれけり |
12 | ごんぼ引くもとはといえば都会の子 |
13 | 西行忌壁をはみだす藁の月 |
14 | 隠岐やいま木の芽をかこむ怒濤かな |
15 | いっぴきが欠けて傾く夏の家 |
16 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
17 | ふらふらと死にゐし風が起き上る |
18 | 電柱に手を触れてゆくいなご捕り |
19 | 龍天に昇りしあとの田螺かな |
20 | 俺に是非を説くな激しき雪が好き |
21 | 夕べには水を立たせる花あやめ |
22 | 一枚の闇に暮春の松林 |
23 | ものの種にぎればいのちひしめける |
24 | 寒鯉のごつとぶつかり煙るかな |
25 | 春怒濤海近づきぬ近づきぬ |
26 | 前世もひとり見ていた冬落暉 |
27 | あをあをと空を残して蝶分れ |
28 | ややありて流れはじめし雛かな |
29 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
30 | 寒鯉の一擲したる力かな |
31 | 弓弦葉や我に母あり父ありき |
32 | 秋空を二つに断てり椎大樹 |
33 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
34 | 遠蛙酒の器の水を呑む |
35 | おもうさまふりてあがりし祭かな |
36 | 余罪あるかに頭上より蟬時雨 |
37 | 梨の花郵便局で日が暮れる |
38 | 金粉をこぼして火蛾やすさまじき |
39 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
40 | いそがしきことのさみしきみそさざい |
41 | 萩の風何か急かるる何ならむ |
42 | 麗しき春の七曜またはじまる |
43 | あせるまじ冬木を切れば芯の紅 |
44 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
45 | 暖かや飴の中から桃太郎 |
46 | あおによし故国ことごとく青葉 |
47 | 春蘭の袴より出づ山の音 |
48 | 雲仙を仰ぐ渚の焚火かな |
49 | 見えぬ目の方の眼鏡の玉も拭く |
50 | 湯気吹いて菘蘿蔔ほろほろと |
2024年9月23日 09時02分更新(随時更新中)