現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年10月6日のデイリーキーワードランキング
1 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
2 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
3 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
4 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
5 | 暗き湖より獲し公魚の夢無数 |
6 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
7 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
8 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
9 | ライオンは寝てゐるわれは氷菓嘗む |
10 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
11 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
12 | 銀杏散るまつだだ中に法科あり |
13 | 着膨れてなんだかめんどりの気分 |
14 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
15 | 銀杏散る童男童女ひざまづき |
16 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
17 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
18 | 秋の灯にひらがなばかり母へ文 |
19 | かえる見る紅葉がくれの紅葉かな |
20 | 芋の露連山影を正しうす |
21 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
22 | 玉の緒のがくりと絶ゆる傀儡かな |
23 | 手庇を何回したり春の山 |
24 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
25 | 若鮎の二手になりて上りけり |
26 | ずんずんと鼻毛の伸びる梅雨かな |
27 | 湯豆腐やいのちのはてのうすあかり |
28 | 隙間風その数条を熟知せり |
29 | おそるべき君等の乳房夏来る |
30 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
31 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
32 | 空を歩む朗々と月ひとり |
33 | 顔抱いて犬が寝てをり菊の宿 |
34 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
35 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
36 | たはぶれに美僧をつれて雪解野は |
37 | イオー島から遠泳で還ってこい |
38 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
39 | 蝶の舞うたかんなの頭の黒かりき |
40 | 鰯雲こころの波の末消えて |
41 | ひげを剃り百虫足を殺し外出す |
42 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
43 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
44 | 住吉にすみなす空は花火かな |
45 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
46 | 山越える 山のかたちの 夏帽子 |
47 | 輕快に黄色い朝の尿を殘す |
48 | 冴えざえと根精の石パッタの音 パッタ=めんこ或はバッチ丸い厚紙をうって遊ぶ |
49 | ナイターの いみじき奇蹟 現じけり |
50 | 食虫植物垂れ 温泉のこわい秋 |
2024年3月29日 10時30分更新(随時更新中)