現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2008年12月10日のデイリーキーワードランキング
1 | 冬海の近くの溝を米の粒 |
2 | 家毎に地球の人や天の川 |
3 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
4 | 鴨の中の一つの鴨を見てゐたり |
5 | 金盞花淡路一国晴れにけり |
6 | 冬の海越す硫酸の壺並ぶ |
7 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
8 | 海に出て木枯帰るところなし |
9 | 女の鹿は驚きやすし吾にみかは |
10 | 陽へ病む |
11 | 初富士のかなしきまでに遠きかな |
12 | 小雪降るむかしよこはまふらんねる |
13 | 凧の空微塵もなかりふるさとは |
14 | 冬の雨看護婦の話きいてゐる |
15 | 冬深し柱の中の濤の音 |
16 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
17 | アイスコーヒー新社会人足を組み |
18 | 愛憎を母に放ちて秋に入る |
19 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
20 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
21 | 愛咬のまま陸前の月夜茸 |
22 | 林檎投ぐ男の中の少年に |
23 | アイスコーヒー来てミーティング中断す |
24 | 後朝の岐れし水を恃みけり |
25 | 藍いろの火がきつとある桜の夜 |
26 | 梟の眼に耐へきれず鬆の入りぬ |
27 | 流氷河を五月へすすむ夜の智慧 |
28 | ああ小春我等涎し涙して |
29 | アイスホッケー眉間の傷を勲章に |
30 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
31 | 藍茂り初めし濃みどり薄みどり |
32 | 挨拶するにはまぶしい速度見えぬ凶器 |
33 | 間八の尾鰭に打たれ年新た |
34 | ああいへばかういう兜太そぞろ寒 |
35 | 藍倉の陰に入りたる秋の水 |
36 | 月見草はらりと宇宙うらがへる |
37 | 愛されず冬の駱駝を見て帰る |
38 | 双腕はさびしき岬百合を抱く |
39 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
40 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
41 | 色々の人々のうちにきえてゆくわたくし |
42 | ああ大和にし白きさくらの寝屋に咲きちる |
43 | ああといひて吾を生みしか大寒に |
44 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
45 | アイスクリーム嘗めカンヴァスを離り見て |
46 | 枯木立月光棒のごときかな |
47 | たとふれば独楽のはじける如くなり |
48 | とんぼ連れて味方あつまる山の国 |
49 | 愛されずして沖遠く泳ぐなり |
50 | 藍植うや孀ながらも一長者 |
2024年9月26日 22時14分更新(随時更新中)