現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年4月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 泣くことも柿剥くことも下手なりけり |
2 | 冷海へ漕ぎ出て岸に鈍角充つ |
3 | かたつむりつるめば肉の食ひ入るや |
4 | 爪で摘む一芯二葉の一番茶 |
5 | 蝌蚪の陣どれが防衛長官か |
6 | 鯛は美のおこぜは醜の寒さかな |
7 | 散るさくら己が運命に逆らはず |
8 | 棹さして月のただ中 |
9 | 螢籠螢の死後も闇に置く |
10 | 春ゆうぐれ少年にねじひとつねばる |
11 | 車椅子 さみしき笑い知り得たる |
12 | 張りつめたものから開く 寒の梅 |
13 | びつしりと住ふ夜に浮く桃の花 |
14 | 朝夕がどかとよろしき残暑かな |
15 | あかねさす近江の国の飾臼 |
16 | 炎天へ蝙蝠傘を挿入す |
17 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
18 | 鳥わたるこきこきこきと罐切れば |
19 | 曼珠沙華御油赤坂をつらねたる |
20 | 芽木あかり起き伏し荒く響くかな |
21 | 福寿草ひょっこり出ては酒のむの |
22 | ちるさくら海あをければ海へちる |
23 | かへるさの一粒雨や母子草 |
24 | あぢさゐの毬より侏儒よ駆けて出よ |
25 | 人の渦流れマスクの中の呼吸 |
26 | 川の絵が上手ですから早起きです |
27 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
28 | 枯草の大孤独居士ここに居る |
29 | 風に振る身の丈の恋クロッカス |
30 | ごろごろと残暑の残る眼かな |
31 | 列島は沈んでいるか揚雲雀 |
32 | つちふるや隣村への九十九折 |
33 | 雪女消えて この世の障子明り |
34 | 猫には猫の日常流れ師走雲 |
35 | 苗代に深く大きく足跡澄む |
36 | やはらかき身を月光の中に容れ |
37 | ゆさゆさと風に身を漕ぐ蟷螂かな |
38 | 亀鳴くや清原選手のピアスきらっ |
39 | 黒揚羽水の匂ひの法隆寺 |
40 | 鬼瓦のあうんの間軒燕 |
41 | 風立ちて星消え失せし枯木かな |
42 | とどまりて冬日は海女の冠なす |
43 | 佐保姫と坂東太郎接吻す |
44 | あせるまじ冬木を切れば芯の紅 |
45 | 窓あけた笑ひ顔だ |
46 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
47 | 山焼くやひそめきいでし傍の山 |
48 | 桜満つ盲目の人の会釈して |
49 | 向日葵の大声でたつ枯れて尚 |
50 | 手はすこし映画のように芒原 |
2024年9月26日 19時47分更新(随時更新中)