現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2014年6月9日のデイリーキーワードランキング
1 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
2 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
3 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
4 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
5 | 根の国に萌えるはこべや箱枕 |
6 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
7 | せきをしてもひとり |
8 | いなびかり北よりすれば北を見る |
9 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
10 | 薄氷の吹かれて端の重なれる |
11 | 暗黒や 関東平野に 火事一つ |
12 | プラタナス夜もみどりなる夏は来ぬ |
13 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
14 | 蓮の花仏心不意に近付きぬ |
15 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
16 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
17 | 春星の放哉春月の山頭火 |
18 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
19 | カンナ咲く遥かな海を照らしつつ |
20 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
21 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
22 | 網膜に笑まふ友垣花明り |
23 | 小春日や隣家の犬の名はピカソ |
24 | 大落暉今に点火の枯すすき |
25 | 鉄条網の長き残像蝶舞へり |
26 | 勾玉見つからず筍飯つくる |
27 | 生きて死ぬそれだけのこと夜の蟬 |
28 | むばたまの黒飴さはに良寛忌 |
29 | 跳箱の突手一瞬冬が来る |
30 | 重ね着の中に女のはだかあり |
31 | 生いたちを忘れておりぬ木瓜の花 |
32 | 郭公の声してゐたる岩清水 |
33 | 沈黙も言葉のひとつ青りんご |
34 | 夕立が洗つていつた茄子をもぐ |
35 | 雷光に妙義走らす嶺と※ |
36 | 永き日や印度更紗の花や鳥 |
37 | 寒梅や手鏡に持つわが首級 |
38 | 峰雲を積みあげてゆく歩荷かな |
39 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
40 | 弥陀ヶ原や咲きも咲きたるチングルマ |
41 | 見失う時なお高みなる夏の蝶 |
42 | 物蔭に砂山の如桜あり |
43 | 杉山のはぐれ桜の情死かな |
44 | 方丈の大庇より春の蝶 |
45 | 寒晴やあはれ舞妓の背の高き |
46 | 雁啼くやひとつ机に兄いもと |
47 | 観音の天衣のごとき那智の滝 |
48 | ものの種にぎればいのちひしめける |
49 | 背のひかりも消え麦刈りは夜となる |
50 | 湯気吹いて菘蘿蔔ほろほろと |
2024年9月20日 16時06分更新(随時更新中)