現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年6月6日のデイリーキーワードランキング
1 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
2 | 月光ほろほろ風鈴に戯れ |
3 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
4 | 重ね着の中に女のはだかあり |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 六月の真夜の家裂く金の馬 |
7 | 母死ぬと誰かれとなく飴の匂い |
8 | 除夜の湯に肌触れあへり生くるべし |
9 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
10 | 老鶯や樹海のなかの普賢徑 |
11 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
12 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
13 | わが恋は人とる沼の花菖蒲 |
14 | 貧交の誰彼とほし春の雁 |
15 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
16 | 家毎に地球の人や天の川 |
17 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
18 | 燈籠のわかれては寄る消えつつも |
19 | 画展出て点描の森落椿 |
20 | 夏の海水兵ひとり紛失す |
21 | 桃の世へ洞窟を出でて水奔る |
22 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
23 | 赤潮の海辺おそれず眠れ眠れ |
24 | 鶏頭の火をつけている紫蘇畑 |
25 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
26 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
27 | 田に水が入り千枚の水鏡 |
28 | 山開きたる雲中にこころざす |
29 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
30 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
31 | 草いきれ女人ゆたかな乳房を持てり |
32 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
33 | 大芭蕉母の眼鼻もうすみどり |
34 | 淡からず白夜の国のシャンデリア |
35 | 黒塚の月と遊べり雪女郎 |
36 | 燈臺守とその妻夜の井戸潮鳴りす |
37 | 燈明に離れて坐る朧かな |
38 | 狐火のやうに嫁いでゆきにけり |
39 | 老鴬や珠のごとくに一湖あり |
40 | 性格が八百屋お七でシクラメン |
41 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
42 | 青梅落つ三とせの服はたるみつつ |
43 | 桃の咲くそらみつ大和に入りにけり |
44 | 立葵この垂直のながし眼よ |
45 | ミス卑弥呼準ミス卑弥呼桜咲く |
46 | 桃の日の月を捉へしオブラート |
47 | 桃の世は粗朶のやさしき火なりけり |
48 | 桃さくら裏木戸の風昼つめたし |
49 | 桃のなか別の昔が夕焼けて |
50 | 教会の冷たき椅子を拭く仕事 |
2024年9月25日 07時53分更新(随時更新中)