現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2018年6月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 沖縄忌知覧にかあさんおかあさま |
2 | せきをしてもひとり |
3 | 親の年越えし今年の沖縄忌 |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 夏の山国母いてわれを与太と言う |
6 | 月光のたばしる稲を刈りにけり |
7 | 沖縄忌たった一度の死がずらり |
8 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
9 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
10 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
11 | 家族の靴洗い沖縄慰霊の日 |
12 | 牡丹画いて絵の具は皿に残りけり |
13 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
14 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
15 | 水脈の果て炎天の墓碑を置きて去る |
16 | 八月や六日九日十五日 |
17 | 水の輪が重なり合って温みだす |
18 | 智積院脇抜けるやびびと風花す |
19 | ひらひらと月光降りぬ貝割菜 |
20 | どくだみや真昼の闇に白十字 |
21 | 握手した ままの触感 夏手袋 |
22 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
23 | 星空へ店より林檎あふれをり |
24 | 鯉老いて真中を行く秋の暮 |
25 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
26 | 大空に又わき出でし小鳥かな |
27 | 肉体は死してびつしり書庫に夏 |
28 | 深吉野の翳を深めし余花残花 |
29 | にんげんが人間を撃ち霾れる |
30 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
31 | 朝市に選ぶ小鉢のさくら草 |
32 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
33 | 秋風や殺すにたらぬ人ひとり |
34 | 沖縄忌参加のための足二本 |
35 | 金亀子擲つ闇の深さかな |
36 | たはぶれに美僧をつれて雪解野は |
37 | ガラス器を重ねるような言葉かな |
38 | 薔薇園一夫多妻の場を思ふ |
39 | 浮き上がる軽さの母の初湯かな |
40 | 春尽きて山みな甲斐に走りけり |
41 | 写経して弟の平癒や青葉祭り |
42 | 遠泳や高波越ゆる一の列 |
43 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
44 | 雪虫の漂ふ天の滝こだま |
45 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
46 | 室内を歩いて夏を待ちにけり |
47 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
48 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
49 | いっせいに毛虫孵りて毛虫に会う |
50 | お手玉からこぼれる小豆一茶の忌 |
2025年8月28日 08時21分更新(随時更新中)