現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年9月3日のデイリーキーワードランキング
1 | 鶏頭に秋の日のいろきまりけり |
2 | 学校へ来ない少年秋の蝉 |
3 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
4 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
5 | 心平死んだ冬は裸の太い幹 |
6 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
7 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
8 | 虫の声鼻の先まで木曽の闇 |
9 | ゆで玉子むけばかがやく花曇 |
10 | 若鮎の二手になりて上りけり |
11 | 教会の冷たき椅子を拭く仕事 |
12 | 放屁虫俗論党を憎みけり |
13 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
14 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
15 | お涅槃のくすぐりっこの少女たち |
16 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
17 | 愛蔵す東籬の詩あり菊枕 |
18 | ぶらんこの影を失ふ高さまで |
19 | とんぼ連れて味方あつまる山の国 |
20 | 芋の葉の大きな露の割れにけり |
21 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
22 | 小春日や杖一本の旅ごころ |
23 | 炎天を駆ける天馬に鞍を置け |
24 | 父はやく死にしあと母風の盆 |
25 | 吊されし鮟鱇何か着せてやれ |
26 | 一雁の列をそれたる羽音かな |
27 | 黒猫の子のぞろぞろと月夜かな |
28 | 重ね着の中に女のはだかあり |
29 | 林檎投ぐ男の中の少年に |
30 | 梅林に目眩み 果てもない日常 |
31 | かそけくも咽喉鳴る妹よ鳳仙花 |
32 | しぐるるや僧も嗜む実母散 |
33 | 青高原わが変身の裸馬逃げよ |
34 | 語らざれ窓の下にも天の河 |
35 | 火美し酒美しやあたためむ |
36 | 狐火のやうに嫁いでゆきにけり |
37 | 手の影の皿に大きく巴里祭 |
38 | 虫の音にまみれて脳が落ちてゐる |
39 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
40 | 秋風や水に落ちたる空のいろ |
41 | 何か求むる心海へ放つ |
42 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
43 | 鯛の骨たたみにひらふ夜寒かな |
44 | 凡そ天下に去来程の小さき墓に参りけり |
45 | 佇つ影の日へ歩み出す蓬原 |
46 | 蹠より梅雨のはかなさはじまりぬ |
47 | 梅雨見つめをればうしろに妻も立つ |
48 | 玉虫の光残して飛びにけり |
49 | 安房は手を広げたる国夏つばめ |
50 | あかあかとあかあかあかとまんじゆさげ |
2024年9月26日 14時35分更新(随時更新中)