現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2013年7月29日のデイリーキーワードランキング
1 | いなびかり北よりすれば北を見る |
2 | 一晩の時間オクラのふとりかな |
3 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
4 | 白炎天鉾の切尖深く許し |
5 | 母と寝る一夜豊かに虫の声 |
6 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
7 | ひまわりも瞼閉じたい時がある |
8 | 水の地球すこしはなれて春の月 |
9 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
10 | きのうからくやしくて水遊びせり |
11 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
12 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | 炎帝は大手門より攻めゐたる |
15 | たんぽぽのぽぽのあたりが火事ですよ |
16 | 戻り梅雨親展の二字離反とは |
17 | まひまひや宵の明星沈みゆく |
18 | オルガンの和音がふやす冬の雲 |
19 | 父も又早世の人獺祭忌 |
20 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
21 | 雨粒のときどき太き野菊かな |
22 | 桔梗にあいまいな色なかりけり |
23 | 茎右往左往菓子器のさくらんぼ |
24 | 水が水押して四万十川の夏 |
25 | 精虫四万の妻の子宮へ浮游する夜をみつめていた |
26 | 幼な等の集えば走り薄暑光 |
27 | 白露や死んでゆく日も帯締めて |
28 | われ亡くて山べのさくら咲きにけり |
29 | 逝く迄を俳句と少しの冷酒と |
30 | 大濤にをどり現れ初日の出 |
31 | はくれむに揚羽のたたむけはひあり |
32 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
33 | 桔梗挿す壺の暗さをのぞいてから |
34 | 膝つめて呑めば短夜しらみけり |
35 | 百色を使い果せり濃紫陽花 |
36 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
37 | 放射能雨むしろ明るし雜草と雀 |
38 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
39 | 老鶯朝から気前よく鳴く生きめやも |
40 | 嬬恋に友あり句碑あり緑濃き |
41 | 緑蔭や矢を獲ては鳴る白き的 |
42 | 鉄板の遠い日溜り喪主を待つ |
43 | 風を切る電動自転車エコの夏 |
44 | あめんぼに是非来てほしい洗面器 |
45 | 指ではね喪服に付きし草じらみ |
46 | 障子しめて四方の紅葉を感じをり |
47 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
48 | 麦の秋円空仏が慈悲の笑み |
49 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
50 | 翡翠の紅一点につづまりぬ |
2024年4月27日 03時48分更新(随時更新中)