現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年8月24日のデイリーキーワードランキング
1 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
2 | 七十路や新しき事弥生道 |
3 | 地の涯に倖せありと来しが雪 |
4 | 《 》は水の育くむ水の塊 |
5 | 咳をしても一人 |
6 | 十三夜乳首を紅く塗る狸 |
7 | 鮭干され反乱軍の面構え |
8 | はらわたの熱きを恃み鳥渡る |
9 | 掌に受ける水の重さよ八月忌 |
10 | 鈴虫は鳴きやすむなり虫時雨 |
11 | 月浴びて玉崩れをる噴井かな |
12 | 日にいちど入る日は沈み信天翁 |
13 | 一輪の花となりたる揚花火 |
14 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
15 | 雪催い早風呂早酒早寝する |
16 | 鮭面を差し出し別寒辺牛川本流 |
17 | 遠嶺より日あたつてくる鴨の水 |
18 | 鮟鱇を吊りざぶざぶと海暮るる |
19 | 迎火や六親風のはるかより |
20 | 茶杓拭く袱紗に残る春の彩 |
21 | 夜鳴そば北極星の座す地なる |
22 | 大南風岬端はもの思ふところ |
23 | 牡丹百二百三百門一つ |
24 | 右眼には見えざる妻を左眼にて |
25 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
26 | 夕雲のふちのきんいろ雛納め |
27 | 蝶の腹やはらかやはらか中年よ |
28 | たんぽぽや一天玉の如くなり |
29 | 夕日燃え芒の穂波金銀に |
30 | 逃げ水追うよう人が人殺め |
31 | 深々と一字違へる夏書かな |
32 | 卯の花や縦一文字ほとの神 |
33 | 秋立つやこつこつと越す跨線橋 |
34 | にもつは絵馬風の品川すぎている |
35 | この町の子供減りたる地蔵盆 |
36 | 野を焼いて帰れば燈火母やさし |
37 | 筍や雨粒ひとつふたつ百 |
38 | 冬深し巨船ひたすら南溟へ |
39 | ままならぬ神の御力 花吹雪 |
40 | 水鳥は翔つもの人は想ふもの |
41 | 行く年や猫うづくまる膝の上 |
42 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
43 | 我庭の良夜の薄湧く如し |
44 | すさまじき水のしむ歯に似非の神 |
45 | 天の川わたるお多福豆一列 |
46 | 鼠たち春のいくさに出払ひぬ |
47 | 水底は暗のさざなみ雪降れり |
48 | 栗咲く香にまみれて寡婦の寝ねがたし |
49 | 大空のました帽子かぶらず |
50 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
2025年9月2日 19時28分更新(随時更新中)