現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2016年8月29日のデイリーキーワードランキング
1 | 村の灯のこぼれて深し虫の闇 |
2 | 落蝉にまだ飛ぶ命残りをり |
3 | 八月や六日九日十五日 |
4 | 乳母車夏の怒濤によこむきに |
5 | せきをしてもひとり |
6 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
7 | チチポポと鼓打たうよ花月夜 |
8 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
9 | 蝉しぐれ八月尽の蝉しぐれ |
10 | 牡丹百二百三百門一つ |
11 | 放生会真つ赤な鯉のあばれけり |
12 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
13 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
14 | 一日は一生であり酔芙蓉 |
15 | 怒らぬから青野でしめる友の首 |
16 | 桐一葉日当りながら落ちにけり |
17 | 遠雷やはづしてひかる耳かざり |
18 | 朱鳥なきあとの風ふく朴の花 |
19 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
20 | 船焼き捨てし/船長は//泳ぐかな |
21 | 霧黄なる市に動くや影法師 |
22 | ほととぎすあすはあの山こえて行かう |
23 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
24 | 戦争や宇宙ダストも秋湿り |
25 | 水枕ガバリと寒い海がある |
26 | どこからが人の領分遠郭公 |
27 | 日と月のごとく二輪の寒椿 |
28 | 寒林に骨なるやうな風立ちぬ |
29 | 暗室より水の音する母の情事 |
30 | お数珠袋にどんぐり一つ忌を修す |
31 | 菫わが午睡の淵に耀えり |
32 | それにしても一雨ほしき箒草 |
33 | 蝶消えて白き手が砂かきならす |
34 | 木々芽吹く言葉自在に光りくる |
35 | 分け入れば水音 |
36 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
37 | ゆりかもめ透明な壁あのあたり |
38 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
39 | 土手を外れ枯野の犬となりゆけり |
40 | 方丈の大庇より春の蝶 |
41 | 牡丹画いて絵の具は皿に残りけり |
42 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
43 | 垂れ髪に雪をちりばめ卒業す |
44 | 天山の裾ひろやかや刈田晴 |
45 | ふと覚めし雪夜一生見えにけり |
46 | 初燕見し日は風のやわらかし |
47 | セーターの胸に百日目の赤子 |
48 | 死火山に煙なく不思議なき入浴 |
49 | 秋灯すどこの部屋にも夫居りて |
50 | 清明や街道の松高く立つ |
2024年9月26日 23時15分更新(随時更新中)