現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年12月18日のデイリーキーワードランキング
1 | 帰るのはそこ晩秋の大きな木 |
2 | きらめける寒行僧を拝みけり |
3 | 冬かもめ氏子百戸の船溜り |
4 | 病む六人一寒燈を消すとき来 |
5 | 佇つ影の日へ歩み出す蓬原 |
6 | 見えさうな金木犀の香なりけり |
7 | 不可逆性虚血性銀河ニ帰ラナム |
8 | 老いが騎る鹿ゆるぎなく柿の花 |
9 | 今年こそ恐れず怯まず捉われず |
10 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
11 | 一日もの云はず蝶の影さす |
12 | 枯木立毛細血管しなやかに |
13 | へうへうとして水を味はふ |
14 | 一月の川一月の谷の中 |
15 | 京雛親王左に飾り上ぐ |
16 | 底の石ほと動き湧く清水かな |
17 | 抽斗の国旗しづかにはためける |
18 | 青大将殺してだるき日の丸や |
19 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
20 | ひとひらの雪となるまで祈りけり |
21 | 有る程の菊抛げ入れよ棺の中 |
22 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
23 | 秋晴や火口を落ちる砂の音 |
24 | 愛の宿りくるかに夕鯰 |
25 | 絶えず人いこふ夏野の石一つ |
26 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
27 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
28 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
29 | へうへうと落葉蘇生すあまたたび |
30 | つり鐘の蔕のところが渋かりき |
31 | 文筆の徒にもありけり年用意 |
32 | 悪なれば色悪よけれ老の春 |
33 | かはらけの宙とんでゆく二月かな |
34 | 水暮るるまで白鳥は威を正し |
35 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
36 | 圧倒的な悲しみの渦もて乾杯 |
37 | 豊頬の妊婦出でくる薔薇の門 |
38 | 灯を消すやこころ崖なす月の前 |
39 | 光年の月日はながれ冬銀河 |
40 | 江の奥にふかき江澄めり石蕗の花 |
41 | 豪勢な食事も余す残暑かな |
42 | よろよろと棹がのぼりて柿挟む |
43 | 白い日傘の川上で澄む神楽笛 |
44 | 海に出て木枯帰るところなし |
45 | 恋雀ねぎごと詰まる風化仏 |
46 | 見ることが見らるる思ひ林檎買ふ |
47 | 早春の土に手応へ鍬を振る |
48 | 荒垣の瓊々杵尊薮柑子 |
49 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
50 | いつよりか秋の歩幅になりにけり |
2024年9月25日 16時45分更新(随時更新中)