現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年6月28日のデイリーキーワードランキング
1 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
2 | 囀をこぼさじと抱く大樹かな |
3 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
4 | 大寒の東京駅に人を待つ |
5 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
6 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる - |
7 | 星空へ店より林檎あふれをり |
8 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
9 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
10 | 秋の川真白な石を拾ひけり |
11 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
12 | 螢獲て少年の指みどりなり |
13 | 分け入つても分け入つても青い山 |
14 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
15 | この道しかない春の雪ふる |
16 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
17 | するすると岩をするすると地を蜥蜴 |
18 | 春の風ルンルンけんけんあんぽんたん |
19 | ふるさとを取り戻しゆく桜かな |
20 | 手術後の医師白鳥となる夜の丘 |
21 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
22 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
23 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
24 | 白扇を広げしよりの要かな |
25 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
26 | 木枯しのやうな男の後に蹤く |
27 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
28 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
29 | 臘八の警策の音闇にあり |
30 | 入れものが無い両手で受ける |
31 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
32 | 雪霏々と舷梯のぼる眸濡れたり |
33 | 牡丹画いて絵の具は皿に残りけり |
34 | 人通るだけ道があき濃紫陽花 |
35 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
36 | 牡丹百二百三百門一つ |
37 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
38 | 冬麗の微塵となりて去らんとす |
39 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
40 | ねむりたらざればねむりて沙羅の花 |
41 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
42 | 君胡麻擂れ我擂鉢を押さへゐむ |
43 | 母系とは山深い谷とろろ汁 |
44 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
45 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
46 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
47 | ジーンズに腰骨入るる薄暑かな |
48 | 跳箱の突き手一瞬冬が来る |
49 | 玫瑰や今も沖には未来あり |
50 | 山桜もみぢのときも一樹にて |
2024年9月22日 11時05分更新(随時更新中)