現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2019年8月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 春暑し空席のない縄電車 |
2 | 春の野へ乗って行こうか縄電車 |
3 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
4 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
5 | 一月の川一月の谷の中 |
6 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
7 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
8 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
9 | すみれ踏みしなやかに行く牛の足 |
10 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
11 | 美しく木の芽の如くつつましく |
12 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
13 | 若鮎の二手になりて上りけり |
14 | 分け入つても分け入つても青い山 |
15 | 陽炎を攫っていった救急車 |
16 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
17 | 墓のうらに廻る |
18 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
19 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
20 | 海に出て木枯帰るところなし |
21 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
22 | 炎天に怒りおさへてまた老うも |
23 | 鶫死して翅拡ぐるに任せたり |
24 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
25 | 芋の露連山影を正しうす |
26 | 古池や蛙飛びこむ水の音 |
27 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
28 | 去年今年貫く棒の如きもの |
29 | 秋雨前線僕ら滞りなくすれ違う |
30 | 座敷から月夜へ輪ゴム飛ばしけり |
31 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
32 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
33 | 白鳥来私情のつばさ押し広げ |
34 | 嫁ぎゆく子よはつなつの蝶になれ |
35 | まなこ澄む男ひとりやいわし雲 |
36 | 人殺す我かも知らず飛ぶ蛍 |
37 | 一切を抛擲し去り大昼寝 |
38 | ぜんまいののの字ばかりの寂光土 |
39 | 月の山大国主命かな |
40 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
41 | 立山のかぶさる町や水を打つ |
42 | 冬生に家なし死に墓なし |
43 | 父といふしづけさにゐて胡桃割る |
44 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
45 | 水枕ガバリと寒い海がある |
46 | 老若を問はぬ未来図秋澄めり |
47 | かんぴょうもわらびも戻る暗さかな |
48 | 釘箱から夕がほの種出してくる |
49 | 星空へ店より林檎あふれをり |
50 | 会いたさの心澄むまで草矢射る |
2024年9月26日 08時20分更新(随時更新中)