現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年7月24日のデイリーキーワードランキング
1 | 帰らざるあまたあまたや鳰の巣も |
2 | 黛を濃うせよ草は芳しき |
3 | せきをしてもひとり |
4 | のどけさに寝てしまひけり草の上 |
5 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
6 | 渋柿の如きものにては候へど |
7 | 絶壁に眉つけて飲む清水かな |
8 | 念力のゆるめば死ぬる大暑かな |
9 | 先生が瓜盗人でおはせしか |
10 | ある家から鈴虫道は流れたり |
11 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
12 | 別れ路や虚実かたみに冬帽子 |
13 | いなびかり北よりすれば北を見る |
14 | 冷蔵庫に冷えゆく愛のトマトかな |
15 | 真中より明ける気配や夏の湖 |
16 | ここから秋です ローカル線終点 |
17 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
18 | 谺して山ほととぎすほしいまゝ |
19 | 何の約束つぎつぎに餅ふくれ |
20 | むばたまの黒飴さはに良寛忌 |
21 | 海に出て木枯帰るところなし |
22 | 身の内の透けゆく紅葉明かりかな |
23 | 雉子の眸のかうかうとして売られけり |
24 | 秋灯暗し征きて帰らぬ絵の具の朱 |
25 | 木曽路ゆく我も旅人散る木の葉 |
26 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
27 | 大試験山の如くに控へたり |
28 | 六月の氷菓一盞の別れかな |
29 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
30 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
31 | ラ・カンパネラ聴くうしろより春愁 |
32 | ひとり浮く夕日の奥の薬刈り |
33 | 海中に都ありとぞ鯖火もゆ |
34 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
35 | につぽんは弓張るかたち鶴引けり |
36 | 死なば秋露の干ぬ間ぞおもしろき |
37 | 木がらしや東京の日のありどころ |
38 | 鹿の子にももの見る眼ふたつづつ |
39 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
40 | 人形を悪事に誘ふ日向水 |
41 | 白き巨船きたれり春も遠からず |
42 | 風の百合雌蕊受粉のよろこびを |
43 | 早苗饗のいちにち湯野の湯の熱き |
44 | 父の世の風をとらへし古扇 |
45 | とんかつの荒野が口にある遅日 |
46 | 知らぬ間に夏帯とける綺麗ごと |
47 | 春寒し水田の上の根なし雲 |
48 | 大旱の赤牛となり声となる |
49 | 朧夜の絵の具がほしいモネの庭 |
50 | 蜩が鳴くひぐらしが鳴いてゐる |
2025年9月2日 18時43分更新(随時更新中)