現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2021年11月8日のデイリーキーワードランキング
1 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
2 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
3 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
4 | 方丈の大庇より春の蝶 |
5 | 春の波影呑み込んでせり上る |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | この道しかない春の雪ふる |
8 | 海に出て木枯帰るところなし |
9 | 螢獲て少年の指みどりなり |
10 | 竹の葉騒は冴ゆる眼鏡に數知れず |
11 | 臘梅と幾度も答へ淋しき日 |
12 | 隠語で交す鳥ら冬の森林 |
13 | つばめつばめ泥が好きなる燕かな |
14 | 蛍獲て少年の指みどりなり |
15 | 町空のつばくらめのみ新しや |
16 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
17 | 月光旅館/開けても開けてもドアがある |
18 | 餅搗きや路地つ子一人けんけんぱ |
19 | おおかみに蛍が一つ付いていた |
20 | 夾竹桃のすこし手前で呼ばれたり |
21 | 嗚呼と言えば淋しい蛇が穴を出る |
22 | 一枚の餅のごとくに雪残る |
23 | 冬浜を一川の紺裁ち裂ける |
24 | 昃れば春水の心あともどり |
25 | ものの種にぎればいのちひしめける |
26 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
27 | 白牡丹といふといへども紅ほのか |
28 | 一日もの云はず蝶の影さす |
29 | 蟬一つ幹にすがりて鳴かずけり |
30 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
31 | 湯の少女臍すこやかに山ざくら |
32 | 龍宮の亀来て遊べ鯨の碑 |
33 | 星既に秋の眼をひらきけり |
34 | へうへうとして水を味はふ |
35 | 螺旋階揮発しにゆく冬のわたくし |
36 | 神無月ポテトチップにくたびれる |
37 | 春惜むおんすがたこそとこしなへ |
38 | 喪ごころに遠きしほさゐ石蕗の花 |
39 | 雨の野を越えて雪降る谷に入る |
40 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
41 | 思ふこと交はす夕餉の浅蜊汁 |
42 | 運動会少女の腿の百聖し |
43 | この道の富士になりゆく芒かな |
44 | 乙鳥はまぶしき鳥となりにけり |
45 | 渓川の身を揺りて夏来たるなり |
46 | 蝶々のもの食ふ音の静かさよ |
47 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
48 | 鳥帰る渡り大工のわが上を |
49 | 地の果ゆ草枯れ寄する二克山 |
50 | 戦争と畳の上の団扇かな |
2024年9月25日 08時48分更新(随時更新中)