現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年10月22日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 露人ワシコフ叫びて石榴打ち落す |
3 | 蛇逃げて我を見し眼の草に残る |
4 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
5 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
6 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 叩かれて昼の蚊を吐く木魚哉 |
9 | 冬菊のまとふはおのがひかりのみ |
10 | よろこべばしきりに落つる木の実かな |
11 | 匙なめて童たのしも夏氷 |
12 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
13 | 野に出ればひとみなやさし桃の花 |
14 | 星空へ店より林檎あふれをり |
15 | 水枕ガバリと寒い海がある |
16 | とんばうや後の敵の見えてをり |
17 | 人生の台風圏に今入りし |
18 | ここまでと踵返せり大花野 |
19 | 一切の行蔵寒にある思ひ |
20 | 閉じる眼の向うが遥か白梟 |
21 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
22 | 水中の陽を囲みたる鴨の陣 |
23 | 常夏の碧き潮あびわが育つ |
24 | ものの種にぎればいのちひしめける |
25 | 芋の露連山影を正しうす |
26 | わが影の吹かれて長き枯野かな |
27 | けふの日の終る影曳き糸すすき |
28 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
29 | 鶴舞ふや日は金色の雲を得て |
30 | 草山に馬放ちけり秋の空 |
31 | 台風に目ありピエロに泪あり |
32 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
33 | 海に出て木枯帰るところなし |
34 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
35 | ぼうたんの百のゆるるは湯のやうに |
36 | 葛飾や桃の籬も水田べり |
37 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
38 | 戦争や宇宙ダストも秋湿り |
39 | 右の眼に大河左の眼に騎兵 |
40 | レグホン千の共同不安冬の雲 |
41 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
42 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
43 | 秋立つや川瀬にまじる風の音 |
44 | 若きらのいのちの絵筆汗し観る |
45 | 老境の静謐といふ梅日和 |
46 | 湯上がりのごと雲間の冬満月 |
47 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
48 | 握手した ままの触感 夏手袋 |
49 | 夕暮れてひと日を惜しむ雪蛍 |
50 | 朴散華即ちしれぬ行方かな |
2024年9月27日 05時47分更新(随時更新中)