現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2015年11月17日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 菫程な小さき人に生れたし |
3 | 蓮見船わたくし雨の奥へ奥へ |
4 | 朝焼の雲海尾根を溢れ落つ |
5 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
6 | せきをしてもひとり |
7 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
8 | 見えざれば霧の中では霧を見る |
9 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
10 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
11 | 水枕ガバリと寒い海がある |
12 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
13 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
14 | 蓮掘の妻をこの世へ引き上ぐる |
15 | いつせいにきのこ隠るる茸狩 |
16 | 末枯れの癇脈となり畝のこる |
17 | こほろぎのこの一徹の貌を見よ |
18 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
19 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
20 | 国引の夕日にたたむ秋日傘 |
21 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
22 | 風鈴の空は荒星ばかりかな |
23 | 入れものが無い両手で受ける |
24 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
25 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
26 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
27 | がんばるわなんて言うなよ草の花 |
28 | 朝顔の裏側ばかり厨ごと |
29 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
30 | 人間の一人や二人冬の海 |
31 | 流氷や宗谷の門波荒れやまず |
32 | 身の内の透けゆく紅葉明かりかな |
33 | 蝶、天の一方よりおりてきて舞う |
34 | 石、蝶が一羽考えている |
35 | 琵琶の音も語りも聞けぬ耳の秋 |
36 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
37 | 早乙女の尻よそ者を通しをり |
38 | 雪国に子を生んでこの深まなざし |
39 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
40 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
41 | 星空へ店より林檎あふれをり |
42 | 入れ歯にも沁みるきんかんさしすせそ |
43 | 光る時光は波に花芒 |
44 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
45 | いつせいに土を出る音つくつくし |
46 | くれないと闘っている春の山 |
47 | 飛行機雲空かけ上る枯野に春 |
48 | 船笛やすずなすずしろ朝の家 |
49 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
50 | 花に微風かたちよき人明りかな |
2025年8月31日 03時08分更新(随時更新中)