現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年2月12日のデイリーキーワードランキング
1 | 湯ぶねより一とくべたのむ時雨かな |
2 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
3 | 重ね着の中に女のはだかあり |
4 | ガンジスに身を沈めたる初日かな |
5 | 雪だるま星のおしやべりぺちやくちやと |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 叱られて目をつぶる猫春隣 |
8 | 十方にこがらし女身錐揉みに |
9 | 磨崖佛おほむらさきを放ちけり |
10 | 朱欒割りサド侯爵の忌を修す |
11 | 白葱のひかりの棒をいま刻む |
12 | ロダンの首泰山木は花えたり |
13 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
14 | 山の湯に早苗饗の衆朝より来 |
15 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
16 | 夏嵐机上の白紙飛び尽す |
17 | 硝子戸の中の幸福足袋の裏 |
18 | ルノアルの女に毛糸編ませたし |
19 | 天井に日の斑ゆらめく針供養 |
20 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
21 | うしろ姿の時雨てゆくか |
22 | 生きること一と筋がよし寒椿 |
23 | 赤んぼの五指がつかみしセルの肩 |
24 | 出羽人も知らぬ山見ゆ今朝の冬 |
25 | あるけばきんぽうげすわればきんぽうげ |
26 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
27 | 秋の昼ぼろんぼろんと艀ども |
28 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
29 | 青柿の人嫌ひでは濟まされぬ |
30 | 手庇を何回したり春の山 |
31 | 鮨にぎる手がガラス越し春霰 |
32 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
33 | 地吹雪と別に星空ありにけり |
34 | 鶏頭に目がけ飛びつく焚火かな |
35 | あはれ子の夜寒の床の引けばよる |
36 | 蕗の薹見つけし今日はこれでよし |
37 | 薄氷やふたりで遠くゆくあそび |
38 | 頼家もはかなかりしが実朝忌 |
39 | おちついて死ねそうな草萌ゆる |
40 | 朱欒割く踏絵のあとの涙あり |
41 | 遠山に日の当りたる枯野かな |
42 | 寒桜片目で此の世に親しみぬ |
43 | 明日はまた明日の日程夕蛙 |
44 | 四十路さながら雲多き午後曼珠沙華 |
45 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
46 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
47 | イエスより軽く鮟鱇を吊りさげる |
48 | 大空に唸れる虻を探しけり |
49 | 蝉時雨子は擔送車に追ひつけず |
50 | れんぎように巨鯨の影の月日かな |
2024年9月21日 09時31分更新(随時更新中)