現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年1月5日のデイリーキーワードランキング
1 | 祈るべき天とおもえど天の病む |
2 | 遠き日の男根なぶる葉月潮 |
3 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
4 | 初暦知らぬ月日は美しく |
5 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
6 | 我を見て舌を出したる大蜥蜴 |
7 | 荒縄で縛る氷解けはじむ |
8 | 雪嶺のひとたび暮れて顕はるる |
9 | つくづくと黴面白き墨の尻 |
10 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
11 | 去年今年貫く棒の如きもの |
12 | とどまればあたりにふゆる蜻蛉かな |
13 | 死ねば野分生きてゐしかば争へり |
14 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
15 | 小春日のをんなのすはる堤かな |
16 | 日本がここに集る初詣 |
17 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
18 | 重ね着の中に女のはだかあり |
19 | 人も旅人われも旅人春惜しむ |
20 | 電文のかくもみぢかき訃にあひたり |
21 | 初夢のなかをどんなに走つたやら |
22 | むかしより舌はかなしく寒九郎 |
23 | アリス幻想雪うさぎのみ跳ねて |
24 | 溢れ差す朝の目薬寒の入り |
25 | 傘寿の傘ひろげ身の内しぐれをり |
26 | 冬木の芽はだしでかけるうさぎ組 |
27 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
28 | 笑顔交はす一期一会の登山岐路 |
29 | 時ものを解決するや春を待つ |
30 | 凧揚げの少年風ときて帰る |
31 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
32 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
33 | 雪霏々と俯瞰の町の遠灯り |
34 | 厄の無き齢となりし初薬師 |
35 | 蝉時雨子は担送車に追ひつけず |
36 | 木の芽時人間の口があひてゐる |
37 | 初句会連峰ひらく茜雲 |
38 | 毛虫焼くちいさき藁火つくりけり |
39 | 福寿草家族のごとくかたまれり |
40 | 杭打たれ水に没せり春の暮 |
41 | 門松の枯癖に山思ふなり |
42 | 初暦めくる一枚過去となる |
43 | 涅槃図に人畜の声及ばざる |
44 | 帽子屋の三寒四温やや四温 |
45 | 豆まきの豆もてあます齢かな |
46 | この道しかない春の雪ふる |
47 | 愛すべき私の未来寒卵 |
48 | 東京がじつとしてゐる初景色 |
49 | 三千の俳句を閲し柿二つ |
50 | くらやみの喉をとほりぬところてん |
2024年3月28日 20時19分更新(随時更新中)