現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2010年2月27日のデイリーキーワードランキング
1 | 重ね着の中に女のはだかあり |
2 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
3 | 少年兵追ひつめられてパンツ脱ぐ |
4 | 宇治川をわたりおほせし胡蝶かな |
5 | 金亀子 擲つ闇の 深さかな |
6 | 猫の恋シヤワー激しく使ひけり |
7 | 墓のうらに廻る |
8 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
9 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
10 | をりとりてはらりとおもきすすきかな |
11 | 沈丁花はらえば見える赤ん坊 |
12 | 骰子の一の目赤し春の山 |
13 | 春の土荒れて筋ひく竹箒 |
14 | 死病得て爪うつくしき火桶かな |
15 | 立春の海よりの風海見えず |
16 | 春ひとり槍投げて槍に歩み寄る |
17 | 暗黒や関東平野に火事一つ |
18 | 塗椀の重くて母の木の芽和ヘ |
19 | ふるさとも南の方の朱欒かな |
20 | 春雪や手にかざしみる吉野紙 |
21 | 遅き日の漱石の髭重たからん |
22 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
23 | 氷菓売倦めば港の景を見る |
24 | 神主の褌一本土用浪 |
25 | 湯の宿に髪を垂らして春ふかし |
26 | 道いつか平らかになり初詣 |
27 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
28 | ひとりごちひとり荒べる鮟鱇鍋 |
29 | しんしんと雪降る空に鳶の笛 |
30 | 妻いねて壁も柱も月の中 |
31 | ぷりんとぽぶりんたんぽぽのふりんぐらし |
32 | 冬雁に水を打つたるごとき夜空 |
33 | 鷹匠の涕すすり込旭かな |
34 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
35 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
36 | 今の間のおういぬふぐり聖人去り |
37 | 春曙何すべくして目覚めけむ |
38 | 薄氷の草を離るゝ汀かな |
39 | リア王の蟇のどんでん返しかな |
40 | 湯おもてにうすき秋日と吾子の垢 |
41 | これよりの炎ゆる百日セロリ噛む |
42 | 山国の闇恐ろしき追儺かな |
43 | 睫毛は蕊かまくらの中あかあかと |
44 | 春の夜の胸鰭で泣く魚なりけり |
45 | オムレツの腰がきまらぬ涅槃西風 |
46 | アイスクリームおいしくポプラうつくしく |
47 | ベッド空いてる梨棚の剪定夫 |
48 | あやまたず沈む冬至の日を見たり |
49 | よく煮えて煮こぼれてゐて鮟鱇鍋 |
50 | 春愁やはたらかぬ手の指ほそく |
2024年4月25日 14時07分更新(随時更新中)