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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2021年3月31日のデイリーキーワードランキング

1

咲き満ちてこぼるる花もなかりけり
2

妻抱かな春昼の砂利踏みて帰る
3

大空に又わき出でし小鳥かな
4

餅搗きや路地つ子一人けんけんぱ
5

今生は病む生なりき烏頭
6

長鳴きの蟬に一樹がとろけさう
7

便所より青空見えて啄木忌
8

卒業の兄と来てゐる堤かな
9

馬酔木咲く金堂の扉にわが触れぬ
10

白川は燕も舞うて十石舟
11

山ざくら搾乳の音一直線
12

原爆許すまじ蟹かつかつと瓦礫あゆむ
13

寒暁や神の一撃もて明くる
14

ラグビーの頬傷ほてる海見ては
15

赤富士に露滂沱たる四辺かな
16

山又山山桜又山桜
17

棹さして月のただ中
18

ばか、はしら、かき、はまぐりや春の雪
19

日盛りに蝶のふれ合ふ音すなり
20

子の蚊帳に妻ゐて妻もうすみどり
21

向き合ひて虚子に学びし花の日々
22

葉桜の幹が濡れいる遠汽笛
23

逆らわず従わず行く鴨の陣
24

畦道に入れば畦草の匂い伸びてくる
25

立小便終えれば元の枯野人
26

手庇を何回したり春の山
27

雨の沙羅雨あとの沙羅うす月夜
28

沈香のくゆる寺なり松の花
29

瀬戸物の大事にゆきかう夏の森
30

ベレーはみ出る白鬢 神戸でなら死にたい
31

寒晴やあはれ舞妓の背の高き
32

遠蛙酒の器の水を呑む
33

さくらさくら空に別れを惜しむなり
34

父といふ世に淡きもの桜満つ
35

ネヴァ川の左岸白夜の冬宮は
36

死なば秋露の干ぬ間ぞおもしろき
37

銀行員等朝より蛍光す烏賊のごとく
38

野遊びのみんな不思議になつてゐる
39

美しき氷菓を崩すこと惜しく
40

丘の上に雲と遊びて馬肥ゆる
41

夕虹が濃くてさよなら言えなくなる
42

ペタル踏む耳から寒に入りにけり
43

春の灯や女は持たぬのどぼとけ
44

不登校児の開かずの窓よ蟬しぐれ
45

咳をしても一人
46

桜満つ盲目の人の会釈して
47

七夕竹借命の文字隠れなし
48

葛の花むかしの恋は山河越え
49

産声のとどけよ真夜の今日の月
50

蛍狩われを小川に落しけり


2024年4月24日 12時52分更新(随時更新中)
 

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