現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2020年12月7日のデイリーキーワードランキング
1 | 木がらしや東京の日のありどころ |
2 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
3 | 十二支みな闇に逃げこむ走馬灯 |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
6 | 陽に溶ける白き茸も生家かな |
7 | 秋つばめ包のひとつに赤ん坊 |
8 | 生きてあれ冬の北斗の柄の下に |
9 | 下闇に鳥の目ヒッチコックの眼 |
10 | 雪片のつれ立ちてくる深空かな |
11 | 魚城移るにや寒月の波さざら |
12 | 炎天より僧ひとり乗り岐阜羽島 |
13 | 邯鄲の骸透くまで鳴きとほす |
14 | 岳樺の骨知床の冬はじめ |
15 | 海に出て木枯帰るところなし |
16 | 冬日燦津軽の色に戦慄す |
17 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
18 | 満月やたたかふ猫はのびあがり |
19 | 天よりもかがやくものは蝶の翅 |
20 | 草負うて男もどりぬ星祭 |
21 | あぢさゐやきのふの手紙はや古ぶ |
22 | いちじくを食べたこどもの匂ひとか |
23 | 雨粒のときどき太き野菊かな |
24 | 雪の原犬沈没し躍り出づ |
25 | 薄紅葉恋人ならば烏帽子で来 |
26 | 炎昼の女体のふかさはかられず |
27 | まだもののかたちに雪の積もりをり |
28 | 水晶体にメス薔薇暗しぼうと紅し |
29 | あをあをと鶴を織りゐる雪女 |
30 | 立ち止まるとき垂直の遍路杖 |
31 | 隼を見失ひたる比叡の空 |
32 | 枯滝の巌にからみて落つるかな |
33 | さようなら言いたくはなし春の宵 |
34 | 逃げ水のすべて出雲にあつまれり |
35 | あかねさす近江の国の飾臼 |
36 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
37 | みちのくの星入り氷柱われに呉れよ |
38 | 光堂より一筋の雪解水 |
39 | あじさいに心変わりや恋みくじ |
40 | 残る雪月黄なる夜を失せにけり |
41 | 凩や海に夕日を吹き落す |
42 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
43 | 麗しき春の七曜またはじまる |
44 | 元日や手を洗ひをる夕ごころ |
45 | 空気のみ容れたる壺を飾りおく |
46 | かげろふを川向うから来て坐る |
47 | ちちろ一と鳴きして止む草魂の淡し |
48 | 癌病めばものみな遠し桐の花 |
49 | 山国の虚空日わたる冬至かな |
50 | かなしきかな性病院の煙出 |
2024年4月27日 14時44分更新(随時更新中)