現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年11月30日のデイリーキーワードランキング
1 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
2 | 荒々と花びらを田に鋤き込んで |
3 | さえざえと雪後の天の怒濤かな |
4 | 恋ふたつ レモンはうまく切れません |
5 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
6 | 月光に深雪の創のかくれなし |
7 | 町空のつばくらめのみ新しや |
8 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
9 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
10 | この道しかない春の雪ふる |
11 | 吹きおこる秋風鶴をあゆましむ |
12 | 先生の銭かぞへゐる霜夜かな |
13 | 潮匂う髪よたんぽぽ踏まないで |
14 | 歳末の路上ちらばるマッチの軸 |
15 | 未来図は直線多し早稲の花 |
16 | 芋の露連山影を正しうす |
17 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
18 | 啓蟄や指輪廻せば魔女のごと |
19 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
20 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
21 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
22 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
23 | 萩を刈る一個の固き頭なり |
24 | 湯ざめせし貌寒灯の下過ぐる |
25 | 教会の冷たき椅子を拭く仕事 |
26 | 草二本だけ生えてゐる時間 |
27 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
28 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
29 | 紫陽花の紫紺をつくし竜飛岬 |
30 | 春雷や胸の上なる夜の厚み |
31 | かりかりと蟷螂蜂の皃を食む |
32 | 秋風や屠られに行く牛の尻 |
33 | 鷹のつらきびしく老いて哀れなり |
34 | つくるよりはや愛憎や木の実独楽 |
35 | ナプキンの角に日あたり牡蠣料理 |
36 | 露の玉蟻たぢたぢとなりにけり |
37 | 縄とびの寒暮傷みし馬車通る |
38 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
39 | 花衣ぬぐやまつはる紐いろいろ |
40 | 彼の世は親し風鈴がひとつ鳴り |
41 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
42 | 冬すでに路標にまがふ墓一基 |
43 | 蔓踏んで一山の露動きけり |
44 | 餅花の灯れり赤子手から手へ |
45 | 元号の煮つまる匂い葛の花 |
46 | 炎天へ打つて出るべく茶漬飯 |
47 | 麦秋の中なるが悲し聖廃虚 |
48 | 桔梗にあいまいな色なかりけり |
49 | 力なく降る雪なればなぐさまず |
50 | 西鶴の女みな死ぬ夜の秋 |
2024年9月19日 05時28分更新(随時更新中)