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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2010年11月20日のデイリーキーワードランキング

1

秋風やひとさし指は誰の墓
2

重ね着の中に女のはだかあり
3

柿もぐや殊にもろ手の山落暉
4

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
5

日輪をこぼしていたる猫じゃらし
6

かくれんぼ三つかぞえて冬となる
7

八月の一番静かなる墨痕
8

天地水明あきあきしたる峠の木
9

芋の露連山影を正しうす
10

年の瀬を俳諧舟はながれゆく
11

振り向けば黄泉の母影名残り雪
12

山羊・羊絶壁の草喰いに来る
13

このとしは雑木紅葉を見て了る
14

羅や人悲します恋をして
15

まさをなる空よりしだれざくらかな
16

小諸なる古城に摘みて濃き菫
17

隅田川見て刻待てり年わすれ
18

羽子板の重きが嬉し突かで立つ
19

死ねば野分生きてゐしかば争へり
20

こときれてなほ邯鄲のうすみどり
21

雑炊のほのぼのしさをすすりこむ
22

ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな
23

雪国に六の花ふりはじめたり
24

夢に浮く身風呂にしずむ身四月尽
25

人恋ひの海の片側枯尾花
26

いくばくか菊焚く香りほのぼのし
27

空は太初の青さ妻より林檎うく
28

階段が無くて海鼠の日暮かな
29

橡の花 フランス菓子とゴスペルと
30

扇風器大き翼をやすめたり
31

雪国に子を生んでこの深まなざし
32

比べあふ菱の実鬼の顔をせり
33

鷹のつらきびしく老いて哀れなり
34

白をもて一つ年とる浮鷗
35

しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上
36

冬深し柱の中の濤の音
37

凍瀧の緩み初めしは陽に吸わる
38

甘草の芽のとびとびのひとならび
39

まなざしの雑木紅葉に入りびたる
40

木の実のごとき臍もちき死なしめき
41

枯園に向ひて硬きカラア嵌む
42

地続きに落日もあり韮雑炊
43

鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる
44

むつかしき辭表の辭の字冬夕焼
45

篁に一水まぎる秋燕
46

去年今年貫く棒の如きもの
47

西国の畦曼珠沙華曼珠沙華
48

三千の俳句を閲し柿二つ
49

よろこべばしきりに落つる木の実かな
50

初富士の大きかりける汀かな


2024年4月26日 21時34分更新(随時更新中)
 

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