現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年5月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
2 | そらまめの花のひとみのさかしげに |
3 | 赤蜻蛉筑波に雲もなかりけり |
4 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
5 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
6 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
7 | 星空へ店より林檎あふれをり |
8 | 寂しくて道のつながる年のくれ |
9 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
10 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
11 | 切干やいのちの限り妻の恩 |
12 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
13 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
14 | 灯台のように遠くて裸足です |
15 | 狐火のやうに嫁いでゆきにけり |
16 | 赤い椿白い椿と落ちにけり |
17 | 石楠花や賽の河原の石の塔 |
18 | 狙撃の日連翹遠く眩しめり |
19 | 昭和衰へ馬の音する夕かな |
20 | 灰色の象のかたちを見にゆかん |
21 | 算術の少年しのび泣けり夏 |
22 | 姉の身に地割れ及びて水仙花 |
23 | そよぎだす早苗田の青昼鏡 |
24 | 今日の授業誤ちありし青葉木萸 |
25 | 芋の露連山影を正しうす |
26 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
27 | いつよりの深き淵なり蛇泳ぐ |
28 | 螽飛ぶ草に蟷螂じつとして |
29 | 入れものが無い両手で受ける |
30 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
31 | 藤の花長うして雨ふらんとす |
32 | 谺して山ほととぎすほしいまま |
33 | 苗代田光るは月のくもりたり |
34 | 京去るや鴨川踊今宵より |
35 | 正客に夫を頼みて風炉茶かな |
36 | 空蝉に真昼の海が残っている |
37 | 雨ふるふるふるさとははだしであるく |
38 | 冷奴柱時計の音ばかり |
39 | 山陰や一村暮るゝ麻畠 |
40 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
41 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
42 | かの地主白露に白き鶏放ち |
43 | これよりの炎ゆる百日セロリ噛む |
44 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
45 | まつすぐな道でさみしい |
46 | 母の日のてのひらの味塩むすび |
47 | 葡萄食ふ一語一語の如くにて |
48 | 重ね着の中に女のはだかあり |
49 | 苗代の水を平らにして眠る |
50 | くりからもんもん冬の金魚は逆立ちに |
2024年4月27日 04時15分更新(随時更新中)