現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2022年1月14日のデイリーキーワードランキング
1 | 春の浜大いなる輪が画いてある |
2 | 屈原の詩朗々と冬の月 |
3 | 蝌蚪に打つ小石天変地異となる |
4 | 螢獲て少年の指みどりなり |
5 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
6 | 方丈の大庇より春の蝶 |
7 | 戦争が廊下の奥に立つてゐた |
8 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
9 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
10 | 泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む |
11 | やわらかな穴で家族を考える |
12 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
13 | 雲の峰いくつ崩れて月の山 |
14 | ものの種にぎればいのちひしめける |
15 | この道しかない春の雪ふる |
16 | 蟇ないて唐招提寺春いづこ |
17 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
18 | 海に出て木枯帰るところなし |
19 | 一日もの云はず蝶の影さす |
20 | 立冬のことに草木のかがやける |
21 | 曳かれる牛が辻でずつと見廻した秋空だ |
22 | 行く我にとどまる汝に秋二つ |
23 | 大いなるものが過ぎ行く野分かな |
24 | ひつぱれる糸まつすぐや甲虫 |
25 | 学問のさびしさに堪へ炭をつぐ |
26 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
27 | 雪はげし抱かれて息のつまりしこと |
28 | ためらい傷ほどの痛みや夏の月 |
29 | 薄日とは美しきもの帰り花 |
30 | 螢籠昏ければ揺り炎えたたす |
31 | 夜の魚跳ねて大きな朧月 |
32 | 町なかを童謠流し灯油売る |
33 | ああ暗い煮詰まっているぎゅうとねぎ |
34 | 蛍獲て少年の指みどりなり |
35 | 右は奈良左は奈落さくらがり |
36 | 夏の山国母いてわれを与太と言う |
37 | 漬物桶に塩ふれと母は産んだか |
38 | まつさらなけふの始まる沙羅の花 |
39 | 明け放つ全智全霊たんぽぽ野 |
40 | 桜散るあなたも河馬になりなさい |
41 | 海くれて鴨のこゑほのかに白し |
42 | 陽の欠片種に塗して春菜蒔く |
43 | 初御空夫戀ひ秘めて拝しけり |
44 | 太陽の出でて没るまで青岬 |
45 | 天地水明あきあきしたる峠の木 |
46 | 柿ばかり灯れる村となりにけり |
47 | 七月の青嶺まぢかく熔鑛炉 |
48 | 元サヨク今おばさんのなまこかな |
49 | 町なかに知らぬ街現れ花水木 |
50 | ひたひたと春の潮打つ鳥居かな |
2024年9月22日 08時16分更新(随時更新中)