現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2012年2月2日のデイリーキーワードランキング
1 | 春の土荒れて筋ひく竹箒 |
2 | 木の葉ふりやまずいそぐないそぐなよ |
3 | 節分のはばかりながら 地声だよ |
4 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | 豆まきの豆もてあます齢かな |
7 | 寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃 |
8 | 高き燕深き廂に少女冷ゆ |
9 | 日向の老婆に廐廂の新しさ |
10 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
11 | 寒星や神の算盤ただひそか |
12 | 父も又早世の人獺祭忌 |
13 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
14 | 百代の過客しんがりに猫の子も |
15 | 初午やはたと閉ざせし鮮魚店 |
16 | ふりむかぬ大勢に射す春の日矢 |
17 | 春の嬰兒家の兩側に雀群れ |
18 | 鶏鳴に露のあつまる虚空かな |
19 | 秋の航一大紺円盤の中 |
20 | 湯の少女臍すこやかに山ざくら |
21 | 紺絣春月重く出でしかな |
22 | 元日の掌に鉄管の水ひびく |
23 | 形代は遊びつかれてふきのとう |
24 | 鮎食みて身ぬちに利根の香をひろぐ |
25 | 炎天の遠き帆やわがこころの帆 |
26 | 秋の路上死に隣りして嬰を抱く |
27 | 春寒やときに枷ともなる絆 |
28 | 存念の色定まれり山の柿 |
29 | 初なすび水の中より跳ね上がる |
30 | 夏死すとも海に女の髪光る |
31 | 老仕度あるに雁くる沼に佇つ |
32 | 芋の露連山影を正しうす |
33 | 春寒し素直に落ちる砂時計 |
34 | なにはともあれ山に雨山は春 |
35 | 三寒の四温を待てる机かな |
36 | 冬至南瓜丸ごと口へ象の鼻 |
37 | 瀧氷柱まつしろに炎えゐたるなり |
38 | 受験子とお礼参拝いさみ発つ |
39 | 男獲るための秋空日暮れくる |
40 | 鍵束に覚えなき鍵星迎え |
41 | 逢ひに来しいもうとなるか雪ぼたる |
42 | 鰯雲日かげは水の音迅く |
43 | またもとのおのれにもどり夕焼中 |
44 | 朴若葉子規の無念の畳かな |
45 | 湧きかけし白湯の匂ひや夕桜 |
46 | 完成のあとは孤独の雪だるま |
47 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
48 | 闘鶏の眼つぶれて飼はれけり |
49 | 韃靼の馬嘶くや冬怒濤 |
50 | 枯れ果てて誰か火を焚く子の墓域 |
2024年9月26日 04時07分更新(随時更新中)