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 現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング

 2011年8月21日のデイリーキーワードランキング

1

柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺
2

竜巻をたたんで眠る星月夜
3

晩夏光ナイフとなりて家を出づ
4

文脈に繋がりてくる*蝉しぐれ
5

万緑の中や吾子の歯生え初むる
6

青蛙おのれもペンキぬりたてか
7

たましひのしづかにうつる菊見かな
8

唐黍に織子のうなじいきいきと
9

ピストルがプールの硬き面にひびき
10

この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉
11

目の前の些事こそ大事日照草
12

八月の翳ひきずって古希揃う
13

石臼の今は踏み石処暑の風
14

鰯雲人に告ぐべきことならず
15

いわし雲おおいなる瀬をさかのぼる
16

朝な鐘の音こくりこの風が好き
17

父はやく死にしあと母風の盆
18

啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々
19

夏嵐机上の白紙飛び尽す
20

赤い椿白い椿と落ちにけり
21

子にみやげなき秋の夜の肩車
22

中年や独語おどろく夜の秋
23

かりかりと蟷螂蜂の皃を食む
24

眠らんとす汝静かに蠅を打て
25

稲雀黄色い声に白い声
26

風が吹く仏来給うけはひあり
27

一村を動かしてゐる稲穂波
28

八月や六日九日十五日
29

大和よりヨモツヒラサカスミレサク
30

水墨画展へ阪神震災忌
31

立秋の紺落ち付くや伊予絣
32

いつぽんの冬木に待たれゐると思へ
33

蝿もへり蝿虎も減りけるよ
34

ものの種にぎればいのちひしめける
35

せつかくの四温や点滴長すぎる
36

放屁虫俗論党を憎みけり
37

みちのくの重さ滲ませ秋黴雨
38

墓を彫る陽にくすぐられ若い裸
39

象はいないが白い歯の少年のわが家
40

僧の頭のなかなか消えぬ花月夜
41

サルビアや臨界点をいまこえし
42

遠山に日の当りたる枯野かな
43

運動会授乳の母をはづかしがる
44

富士を去る日焼けし腕の時計澄み
45

盆の海親知らず子知らず陽の没るよ
46

みづうみへこころ傾く葛の花
47

あぢさゐや防犯カメラ垣根越し
48

秋風やひびの入りたる胃の袋
49

金閣にほころびのひかり苔の花
50

トマト畑歌声を生む雲ひとつ


2024年9月25日 06時12分更新(随時更新中)
 

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