現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2011年5月23日のデイリーキーワードランキング
1 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
2 | じゃんけんで負けて螢に生れたの |
3 | 星空へ店より林檎あふれをり |
4 | ゆるやかに着てひとと逢ふ蛍の夜 |
5 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
6 | 春風や闘志いだきて丘に立つ |
7 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
8 | 芋の露連山影を正しうす |
9 | 湾曲し火傷し爆心地のマラソン |
10 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
11 | 入れものが無い両手で受ける |
12 | 鮟鱇の骨まで凍ててぶちきらる |
13 | 金剛の露ひとつぶや石の上 |
14 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
15 | 啄木鳥や落葉をいそぐ牧の木々 |
16 | 咳の子のなぞなぞあそびきりもなや |
17 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
18 | まさをなる空よりしだれざくらかな |
19 | 降る雪や明治は遠くなりにけり |
20 | 菫程な小さき人に生れたし |
21 | これ以上待つと昼顔になってしまう |
22 | 手鞠唄かなしきことをうつくしく |
23 | 芍薬やぶっきらぼうの棒はずす |
24 | 蝶墜ちて大音響の結氷期 |
25 | 赤米の神の田に幣苗代寒 |
26 | ゆさゆさと大枝ゆるる桜かな |
27 | 其中に金鈴をふる虫一つ |
28 | 紅梅や枝々は空奪いあひ |
29 | 外にも出よ触るるばかりに春の月 |
30 | 猪が来て空気を食べる春の峠 |
31 | 重ね着の中に女のはだかあり |
32 | 春浅き水を渉るや鷺一つ |
33 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
34 | パリ祭とメモしてくれた誕生日 |
35 | 萬緑の中や吾子の歯生え初むる |
36 | 金閣にほころびのひかり苔の花 |
37 | 野の虹と春田の虹と空に会ふ |
38 | 砂の如き雲流れ行く朝の秋 |
39 | いなびかり北よりすれば北を見る |
40 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
41 | 自画像をふせたるままに新樹光 |
42 | どくだみの夜陰戦後を喪失せり |
43 | 追儺会や女行者は土に座り |
44 | 方丈の大庇より春の蝶 |
45 | かたつむり甲斐も信濃も雨のなか |
46 | きみ嫁けり遠き一つの訃に似たり |
47 | 水洟や鼻の先だけ暮れ残る |
48 | 醜男のやさしき言葉舟遊び |
49 | 無人寺風香らせし朴散華 |
50 | 運動会少女の腿の百聖し |
2025年8月27日 15時32分更新(随時更新中)