現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2009年7月14日のデイリーキーワードランキング
1 | しぐるるや蒟蒻冷えて臍の上 |
2 | 月一輪凍湖一輪光あふ |
3 | この道の富士になりゆく芒かな |
4 | 汝が胸の谷間の汗や巴里祭 |
5 | 春や昔十五万石の城下哉 |
6 | 謦咳に接するに似て露の荘 |
7 | 去年今年貫く棒の如きもの |
8 | 芋の露連山影を正しうす |
9 | 立春の鳶しばし在り殿づくり |
10 | 庭石に梅雨明けの雷ひびきけり |
11 | 枯れ果てて誰か火を焚く子の墓域 |
12 | 子の髪の風に流るる五月来ぬ |
13 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
14 | アイスクリームおいしくポプラうつくしく |
15 | 鮟鱇の骨まで凍てぶちきらる |
16 | 海から誕生光る水着に肉つまり |
17 | 梅雨明けぬ猫がまづ木に駈け上がる |
18 | 冬蜂の死にどころなく歩きけり |
19 | 流れ行く大根の葉の早さかな |
20 | 朝顔や濁り初めたる市の空 |
21 | 早苗饗餅搗きたて犇と笹衣 |
22 | コスモスを離れし蝶に谿深し |
23 | いくたびも雪の深さを尋ねけり |
24 | 晩年の月日聳える青簾 |
25 | 鉛筆の遺書ならば忘れ易からむ |
26 | 小春日や石を噛み居る赤蜻蛉 |
27 | あたたかな雨が降るなり枯葎 |
28 | 重ね着の中に女のはだかあり |
29 | アイスクリーム嘗めカンヴァスを離り見て |
30 | 枯木立月光棒のごときかな |
31 | 病む人に白き嘘言ふ朝ぐもり |
32 | 瀧の上に水現れて落ちにけり |
33 | 秋風や書かねば言葉消えやすし |
34 | この樹登らば鬼女となるべし夕紅葉 |
35 | 蜩や奥の青嶺にうちひびく |
36 | 廓女の植女なりせば眉目透く笠 |
37 | アイスコーヒー新社会人足を組み |
38 | せつせつと眼まで濡らして髪洗ふ |
39 | 雷鳥の遊ぶ岩根の捨扇 |
40 | 一生の楽しきころのソーダ水 |
41 | あえかなる薔薇撰りをれば春の雷 |
42 | 菜の花がしあはせさうに黄色して |
43 | 生くることやうやく楽し老の春 |
44 | 日本海に稲妻の尾が入れられる |
45 | ある僧の月を待たずに帰りけり |
46 | つばめつばめ泥がすきな燕かな |
47 | 人を信じて組む谷ぐるみ青胡桃 |
48 | 塋域はまかせ給へと道をしへ |
49 | 青蛙ぱつちり金の瞼かな |
50 | いはれなくけふ頸燃えて五月逝く |
2024年9月23日 17時06分更新(随時更新中)