現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2023年7月30日のデイリーキーワードランキング
1 | オデッサもクリミアもゆめ雪の原 |
2 | 真夏日の森は聖堂鳥睡り |
3 | 七十路や新しき事弥生道 |
4 | 十三夜乳首を紅く塗る狸 |
5 | 家を出て手を引かれたる祭かな |
6 | 暁やうまれて蝉のうすみどり |
7 | 鼠たち春のいくさに出払ひぬ |
8 | パンドラの箱転がして曼珠沙華 |
9 | かたつむりつるめば肉の食ひ入るや |
10 | 昼寝覚うつしみの空あをあをと |
11 | ちんぽこもおそそも湧いてあふるる湯 |
12 | 雪しろの本流に入る水ゑくぼ |
13 | 書初めやをさなおぼえの万葉集 |
14 | 卒業の兄と来てゐる堤かな |
15 | 八月や六日九日十五日 |
16 | 鳩小屋の餌食む音や今朝の冬 |
17 | 炎熱や勝利の如き地の明るさ |
18 | 騙されてみたき男や夏芝居 |
19 | かたつむり渦より老ゆる日暮どき |
20 | 新緑の闇よりヨーヨー引き戻す |
21 | くすぶりてゐしが一気に火の落葉 |
22 | 満月や皆殺されて祀らるる |
23 | 能もなき教師とならんあら涼し |
24 | 三伏の穢に鳴く荒鵜かな |
25 | 風死して切り取り線を逸れにけり |
26 | 人の世に花を絶やさず返り花 |
27 | 連れ添うて宝なりけり秋扇 |
28 | ガンジスに身を沈めたる初日かな |
29 | 秋の暮業火となりて秬は燃ゆ |
30 | 一の橋二の橋ほたるふぶきけり |
31 | うぐいすの匂うがごときのどぼとけ |
32 | 愛妻家小西昭夫氏蠅叩く |
33 | 花散るや耳ふって馬おとなしき |
34 | くず金魚どこの祭も知っている |
35 | 春の野へ乗って行こうか縄電車 |
36 | 全長のさだまりて蛇すすむなり |
37 | 海に出て木枯帰るところなし |
38 | 厚餡割ればシクと音して雲の峰 |
39 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
40 | みな大き袋を負へり雁渡る |
41 | 水仙や古鏡の如く花をかかぐ |
42 | 鶏頭を抜けばくるもの風と雪 |
43 | 時々は時鳥聞く杣の宿 |
44 | 連れ立ちて不動詣での団扇手に |
45 | 霜柱俳句は切字響きけり |
46 | うたかたの夢の名残や春の雪 |
47 | 浜木綿に流人の墓の小ささよ |
48 | 銀河濃しいくたび人と別れたる |
49 | 檣灯のぼんやり揺るる霜甲板 |
50 | 鍬打つて涼しき土となりにけり |
2024年4月27日 16時27分更新(随時更新中)