現代俳句データベース(俳句)のアクセスランキング
2017年10月9日のデイリーキーワードランキング
1 | せきをしてもひとり |
2 | 万緑の中や吾子の歯生え初むる |
3 | 水枕ガバリと寒い海がある |
4 | やり羽子や油のやうな京言葉 |
5 | 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 |
6 | バスを待ち大路の春をうたがはず |
7 | 烏賊船の夜を待ちたる岬かな |
8 | 凧とぶや僧きて父を失いき |
9 | 怒らぬから青野でしめる友の首 |
10 | 牡丹百二百三百門一つ |
11 | くろがねの秋の風鈴鳴りにけり |
12 | 凧の空微塵もなかりふるさとは |
13 | 青蛙おのれもペンキぬりたてか |
14 | 凧なにもて死なむあがるべし |
15 | 凧ひとつ浮かぶ小さな村の上 |
16 | 凧の子の恍惚の眼に明日なき潟 |
17 | 烏賊舟の数珠火かき消す秋驟雨 |
18 | 玉筋魚の佃煮があるきのう今日 |
19 | 鶏頭の十四五本もありぬべし |
20 | 以下余白端にのっそり春の月 |
21 | いかのぼり民のかまどはいかがにて |
22 | 芋の露連山影を正しうす |
23 | 胃カメラを釣らるるごとく呑みし朱夏 |
24 | 烏賊に軟骨わたくしに骨なきところ |
25 | 胃カメラに二百十日の漂流物 |
26 | 森を出て花嫁来るよ月の道 |
27 | 凧一つ貌のごときが冬空に |
28 | 鰯雲人に告ぐべきことならず |
29 | 胃カメラの通る喉元袋蜘蛛 |
30 | つきぬけて天上の紺曼珠沙華 |
31 | いか丼遠白波の日本海 |
32 | いかづちの人恋しがり海に落つ |
33 | 胃カメラに胃の腑探られ四月馬鹿 |
34 | こほろぎのこの一徹の貌を見よ |
35 | 斑鳩や塔とれんげと宅急便 |
36 | 斑鳩の今コスモスの枯れてをり |
37 | 胃カメラのむりつと通る黄水仙 |
38 | 烏賊食めば隠岐や吹雪と暮るるらん |
39 | 怒りの詩沼は氷りて厚さ増す |
40 | 水の色は水色だから秋明菊 |
41 | 凧乱舞所詮一糸をのがれ得ず |
42 | どの子にも涼しく風の吹く日かな |
43 | 星空へ店より林檎あふれをり |
44 | 老の掌をひらけばありし木の実かな |
45 | をととひのへちまの水も取らざりき |
46 | さはさはと夏来るらし雨も又 |
47 | しんしんと肺碧きまで海の旅 |
48 | ここまでと踵返せり大花野 |
49 | 滝落ちて群青世界とどろけり |
50 | 家族みな融かされている夕茜 |
2024年9月22日 18時03分更新(随時更新中)